<第35話>
朝出かけようとしたトキ(高石あかり)は呼び止められます。
司之介(岡部たかし)、フミ(池脇千鶴)、
勘右衛門(小日向文世)の三人からどうして
タエのことを黙っていたのかと迫られます。
そこへ三之丞が尋ねてきて、お金をトキに返します。
口止めに使った一円を除き9円残っていました。
どうしても自分の力で母を養いたいと
意地を張る三之丞でした。
トキは物乞いをさせておけないから
ラシャメンにもなったのだと言います。
フミは生みの母のためならラシャメンにもなるのか、
と言います。トキは家族の誰が物乞いになっても
ラシャメンになる、すべて家族のためなのだ、
と言います。
三之丞はその家族から外して欲しいと
あくまでも自力でなんとかしたいという考えです。
トキは物乞いなどしていたら冬になったら死んでしまう、
と心配します。
フミが言って聞かせて、何とか三之丞にお金を受け取らせます。
そしてトキは三之丞には自立できるまで
毎月10円与えると告げます。
トキより三之丞へ
死に至る松江の冬の厳しさに母上さらすがそなたの意地か
<第36話>
トキはおじじ様が護身用にと持たせてくれた
木刀を帯にさしてヘブン邸に出勤しました。
ヘブンは妾を持とうとしたと周囲に誤解されて
やりにくいから、トキはクビだと言います。
錦織(吉沢亮)とトキは必死に頼み込んで、
ヘブンは「シブシブ」。
仕事を続けられるようになります。
昼食のため戻ってきたヘブンは「ビアが欲しい」
と言います、がトキにはわかりません。
楽器の琵琶からはじめてひえ、鎌、コマなど
考えつくものを全部そろえます。
ヘブンが帰ってきて激怒します。
トキ
ビアならば琵琶ならんとて設けしが思わざりしは法師芳一
<その心は>
ヘブン先生がビアホシイとおっしゃるので、
楽器の琵琶を用意しましたが、
その時はいつか先生に琵琶法師の耳なし芳一の物語を
することになろうとは思っていませんでした。
https://blog.ameba.jp/ucs/entry/srventryupdateinput.do?id=12945462796
