10年前に買ったキヤノンのプリンターで久々にB5の用紙に180枚の大量印字を行おうとして、試しに数枚印刷してみた。
一度紙が詰まったが無理矢理引き出してからは正常に戻ってさらに数枚印字した。ところが、残りをプリントしようとしたところ、紙送りをしない。
「紙をセットして 、スタートボタンを押して下さい」という表示が出る。
紙はセットしてあるので、スタートボタンを押すが、作動音がするだけで紙はそのままだ。電源をいったん切って、また電源を入れ直してもダメ。
電源のコードを抜いてまたさして電源を入れると、「プリンターは別の作業をしています」という表示が出るようになった。いつまでもこの状況が続く。
もうダメかと思ってamazonでプリンター複合機を探すと、エプソン カラー プリンター インクジェット複合機 カラリオ EW-052A 2019年モデル、というのが「ベストセラー1位」になっていて、税込み6800円。
これが 新品では一番安いようだが、背面給紙(50枚)というのが気に入らない。
高さ136cmのコンピューターラックの背面はいかにも紙を入れにくそうである。同じくらいの価格では PIXUS TS3530 が7079円で出ているが、これも背面給紙(60枚)で、プリンター本体+インクセットだと12824円もする。
大容量タイプのBCー365XL(ブラック)とBC-366XL(カラー)のセットがつくようだ。差額5745円は純正品セットとしての価格6398円よりは安い。とはいうものの高いインクである。
一度サードパーティーのインクがさっぱり使い物にならなかったことがあって、インクは純正品と決めているのだが、まだMG2130用のカラーインクの新品が一本残っている。ふと思いついてMG2130を検索してみると、あった。何と34980円!
5000円くらいで購入した記憶があるのだが、こんな古い機種をまだ売っていたとは。
どういうわけでこんなに値上がりしたのかまったく理解できない。
中古品は「非常に良い」状態のものが2950円+送料1200円で出ている。
カスタマーレヴューを見ると「中古品は嘘が多い」というものもある一方で、 「10年近く愛用したPrinterが、Ink-jetの移動機構が故障。思いついて同型機種の中古品を入手。新規インストールも不要で、立派に印刷機能が回復しました。」というものもあった。
同じ機種を買う人も結構いるようだ。中古品をいったんカートに入れた。
さて、プリンターの「別の作業」が終わったようなので試しに印刷を実行してみるといくらかためらった後に動き出した。
復活したのだ。どういう風の吹き回しであろうか。
しかし120枚目から色が薄くなってきた。結局、純正インクカートリッジ BC-340XL ブラック(大容量)、2653円を購入することにした。
妙に人間味のあるこのプリンターがいつまでもつか分からないので、この選択が正しいかどうかはまだ分からない。