『大阪古着日和』。さらば青春の光の森田哲矢が本人役で主演。ライブのため大阪にやって来た森田は大好きな古着を求めて入った店で店員のナナと出会う。ナナと仲良くなったものの、ちょっとまずい展開で愛想をつかされたりという三日間の物語。
 ナナ役の花梨さんがとてもチャーミングで森田の気持ちとすっかりシンクロしてしまった。台詞回しに不満はなかったものの、あまり流暢ではないのでそれほど演技経験はないのかと思ってプロフィールを見ると、モデル、コラージュアーティストだそうである。ナナもコラージュアーティストという設定で、劇中自作の水筒を見せるシーンがある。あれは花梨さんの作かな、などと思っていると、売っていた!『大阪古着日和』公式サイトhttps://furugibiyori.base.shop/items/72010516を見ると、映画公式サーモボトル 「会長専務の宇宙旅行」collaborate with 花梨、を¥6,100(税込み)で売ってる。商売上手!そこの会長さんに専務さん、一本いかがですかあー。コラージュだけに月の写真に猫の写真などを貼り付けてあるようだけれど、「会長専務の宇宙旅行」って何だ?社長は地球で留守番かな。
 光石研がナナの叔父役で出ていて、さすがにドラマに安定感をもたらしていた。もともとはYouTubeドラマ『光石研の東京古着日和』が映画の出発点になっていたらしい。
 みなみ会館では『大阪古着日和』の入場者にポスターを配っていた。シブい感じで森田が写っている。こういうものは数に限りがあるので、森田のファンは急いだ方がいいだろう。