【第1回読書会】『サイスの弟子たち』ノヴァーリス著 | PARISから遠く離れていても…/サント・ボームの洞窟より

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わが心の故郷であるパリを廻って触発される数々の思い。
文学、美術、映画などの芸術、最近は哲学についてのエッセイも。
たまにタイル絵付けの様子についても記していきます。

皆さまお待たせしました。

【小さな♡読書会】のオープニングです!!

 

ベル(※追記分は下の方の鉛筆赤字の部分です)

 

 

ニコニコどんなふうになるかはまだ未知数ですが、よろしくお願いします。

 

 

まずはメンバーの御紹介からカラオケ

 

🍋リモーネさん、🌸sakuragaさん、私十字架MAGUDARA(vingt-sann)の3人です。

(今後のやり取りはお名前の前にある絵文字で表しますのでご了承下さい)

 

 

オープニングの課題図書は『夜の讃歌・サイスの弟子たち他一篇』ノヴァーリス作/今泉文子訳

こちらの岩波文庫版の中から小説『サイスの弟子』を取り上げます。

 

 

 

上差し読書会を始める前に、簡単にノヴァーリスという作家とこの作品についての御紹介を。

ドイツロマン派の詩人、思想家(1772~1801年)。本名はフリードリヒ・フォン・ハルデンベルグで出目は12世紀に遡る貴族の家柄。プロテスタント系の敬虔主義の厳格な父親の影響を受け育つが、後に父の詩人である二度目の妻から彼の作家を形成する<母と子>という親密な影響を受ける。ゲーテやシラーなどの当時の国民文学に刺激されつつ詩や習作として寓話や戯曲、小説などを書き始め、ライプツィヒ大学で知り合った同年のF・シュレーゲルとの交友によりドイツ・ロマン主義が生まれるきっかけを作った。

彼にとってのゾフィーという少女との運命的な出会いとその死というものも作品に多くの影を落としている。

後年、体調を崩し療養生活に入ってからの最大の関心事は「一冊の書物」を書くことであったという。因みにそれは長編小説『青い花』という形で結実するが、『サイスの弟子たち』は彼の初めての文学作品として注目されはしたものの休筆され、続編に関するメモだけが遺され未完の作品となった。(MAGUDARA記)

 

 

 

 

鉛筆お2人には前もって以下の4つの質問をし、コメントを頂いて展開していく形です。

 

①noteの私MAGUDARAの「ノヴァーリス/サイスの弟子たち」哲学的なあまりに哲学的な―小説」を読んで頂いた率直な感想について
②実際に小説を読んだ感想を一言
③本の中であなたにとって印象的だった(心に残った)部分を挙げて下さい。
 ※岩波文庫の場合はページ数と行を記して頂くと分かりやすいかもしれないです。
④読んだのに理解しにくかった所、疑問点など。


 

 

十字架さて、まず質問①について答えていただく前に、まだこちらを未読の方はぜひ初めにお読み頂ければと思います。

 

赤薔薇私の読書感想文はコチラからどうぞ!!

    下差し

ノヴァーリスの「サイスの弟子たち」哲学的なあまりに哲学的なー小説|

MAGUDARA|note

 

  

 

 

―それではさっそく始めましょう―

 

十字架①noteの私MAGUDARAのレビュー「ノヴァーリス/サイスの弟子たち」哲学的なあまりに哲学的な―小説」を読んで頂いた率直な感想についてお聞きしたいのですが。

 

 

🌸率直な感想ですね。

感想と言えるかわかりませんが、こちらのマグラダさんのnote を読み、私は、今まで全く無縁な存在の哲学という領域に、今度ばかりは一歩踏み入れてしまうかも?という突破口というか糸口を与えられた感じがしました。

 

 

十字架それはどうも~。今度ばかりはということは、その寸前で引き返した経験をきっとお持ちなのでしょう。

今回がその良いきっかけとなれば喜しいです!

 

 

🌸本編を読む前だったからこそ、軽々しくもそう思えたのでしょう。
さらには正直に言うと、このマグダラさんのnote には、私には素通りできないキーワードが、
隠されていました。

 

 

十字架素通りできないキーワードですか!?

 

 

🌸それが「エジプトーナイルーイシス」です。!(^^)!

何を隠そう私は無類のエジプト好き(ピラミッド、スフィンクス、etc.)なのだから。

 

 

十字架えっ!そうだったんですかぁー。😲 そんなこととはつゆ知らずに、お声がけしてしまいましたが正解でした。(*^^)v

それについてはまた後で改めてお聞きしたいです。

 

 

十字架リモーネさんのほうはいかがでしょうか。

 

 

🍋まず惹きつけられたのは冒頭の本文からの抜粋の文章の不可解さを例に出した後で、「十字架心を捉え、触発させる文章や言葉たちが、綺羅星のごとく散りばめられている」ここの部分でした。

 

 

十字架ここの部分とは本文40ページの、師といわれる人物が話す「不可解とは、要するに、理解力の無さがもたらす結果に過ぎない。理解力が無いと、自分がすでに持っているものしか求めない。だからそれ以上の発見にはけっしていたらないのさ……」と後に続く部分のことですね。

(しかし、部分的に取り出された自分の文章を改めて読んでみると、我ながら気恥ずかしくなってきます。(;'∀'))

 

 

🍋それで自然の本質をとらえようとする師匠と弟子のお話なのか?あるいは

哲学的な小説で「ヒヤシンスと花薔薇のメルヒェン」と女神イシス?」

内容に検討がつきませんでしたが、興味深いキーワードが重なるように散りばめられて、極めつけに「○○○○に入る言葉をぜひ本で確かめてほしい」

最終的にこの究極のキャチコピーにつかまって、この本の世界に浸りたくなり、本を買いに行きました。

 

 

十字架まんまと私の仕掛けた罠に引っ掛かったというわけですね(笑)。普段クイズのお好きなリモーネさんとsakuragaさんのお2人なら素通りは出来ないだろうな~と思っていました。

 

ところで🍋さんからは最後にこんな言葉も添えられていました。

 

こんな感じでいいのでしょうか?

もっと簡潔にしたほうがいいですか?

 

この読書会の進め方として私はお2人に「何回かに渡ってだんだんとやり取りしながら進めていく形のイメージです」。なので、なるべく簡単に会話するような感じでお答えくださいとお願いしました。それに対する🍋さんからの確認の言葉でした。

 

 

私が🍋さんに答えたのはこちらです。

 

 

十字架なるべく抽象的でなく具体的なWordでお願いしたいです。

たとえば冒頭の「十字架心を捉え、触発させる文章や言葉たちが、綺羅星のごとく散りばめられている」と私が言おうとしているのはたとえばどういう言葉なのか、興味深いキーワードが重なるように散りばめられているとはどういう言葉なのかを。

 

 

十字架それに対しさらなる返信をリモーネさんから頂いたんでしたねー。

 

 

🍋「具体的なWordとは?」本の中からその散りばめられたWordを書くということですか?

それは②で用意してますが、そうではなくて質問➀は、まだ読む前のマグダラさんの紹介文に対しての感想をWordにすればいいということでいいですか?

 

 

十字架すみませんお願い

それは②のほうで用意して下さっていたのでしたね。(;'∀')

たとえば不可解さを覚えたWordとは特に何か、また自分が感じた興味深いキーワードについても2,3挙げて頂ければ結構です。

(全く自らが何回かに渡ってだんだんとやり取りしながらとか、簡単に会話する感じとか言っておきながら、せっかちな性分で、それに抽象的なのはきっと自分のほうです(;'∀'))

 

そしてそれらのやり取りの後でリモーネさんからは新たに質問①の答えを頂きました。

 

 

その前に<無類のエジプト好き>と判明したsakuragaさんの答えの続きを聞かせてもらいましょう。

 

 

🌸……更には「メルヒェンーヒヤシンスー花薔薇ーイシス」とくればおとぎ話に違いない。
おとぎ話も好きですし、これなら楽しめそう。
極めつけは推理小説のような誘い文句がありました。
「そこに見たものは何か?○○○○。答えを知りたければ読みなさい‼︎」という。
これはもう読まずにおられましょうか?哲学に全く関心の無かった私に、読んでみようか?と思わせるそんな匂いが、マグラダさんのnote にはありました。これが感想と言えるのかどうかわかりませんが、読んで最初に思った正直な感想です。

 

 

十字架やはりリモーネさんと同じく素通りできなかったということですね~拍手拍手拍手(喜びすぎ)

 

 

ここでいったん休憩タイム☕ 

紫陽花の花たちの表情をお楽しみください。

 

 

 

 

上差しこの間に私MAGUDARAから、この読書会を閲覧(参加)されている皆さまへ質問させてください。

 

お2人が言っていた「そこに見たものは何か?○○○○」「○○○○に入る言葉をぜひ本で確かめてほしい」

答えはどちらも同じものですが、○○○○に当たる言葉は何だと思うか想像してみて下さい。(※答えは漢字4文字)

 (※もし本を読まれて答えを知ってるという方は、フフフと笑って頂いてもちろん結構です)

※尚、この質問の答えはこの本についての読書会が一段落する最後の回の前まで受け付けます。漢字4文字でなくても似たような意味であればOKとします。

 

 

十字架さあ、それでは今回の質問①の最後を、仕切り直してリモーネさんに答えていただきましょうか。

 

 

🍋不可解なキーワードとして『 』に入れたものはこちらです。

●岩波文庫 P40―1行目

人間の感官の上には『万物溶解液』がふりかけられているらしい。

     ↓   ↓   ↓

🍋これは、なんにでもなれる万能細胞のことか?

 

●P94後ろから2行目

他にも時々出てくる『秘密の工房』

     ↓   ↓   ↓

🍋これは自然の命を創るところといういみなのか?

 

P97―3行目

古代の賢者たちが水に万物の根源を求めたのも、まちがいではない。実のところかれらは、『海や泉の水よりももっと高尚な水のことを語っていたのだ。』この高尚な水のなかに姿を顕すのは、もっぱら、溶けた金属にもみられるような『原水』【本つ海】だけなのだ。

     ↓   ↓   ↓

🍋この『原水』とは、命の誕生(始まり)とかわりがある気がしていること。

 

 

十字架リモーネさん、ご自分で意味を考えつつ『不可解なキーワード』の御呈示をありがとうございました。

これは第4番目の質問の疑問点にも関わる問題だと思われますので、具体的な意見はその時に述べあうことにしましょう。

 

さて、お2人ともいかがでしたでしょうか?

 

 

上差し今回閲覧のみで参加となった有志の皆さまも、ここまでの部分で何か感想などありましたら、ぜひコメント欄でご参加下さい!!次回にコメント欄で拾わせて頂き掲載できたらと考えています。

また、直接この本に関するものでなくても構いませんので、感想などお寄せ頂ければ今後の参考にさせて頂きたいです。

 

 

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―次回その②の質問へと続く―

 

 

ニコニコリモーネさん、sakuragaさん、

お2人ともありがとうございましたー。

 

 

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