ブルースリーに憧れて始めた本場香港詠春拳を学んで はや50年になります。
今日は本場詠春拳の膀手を解説しようと思います。
膀手を一段深くいきます。
「実戦で使える形」と「崩れる原因」をはっきりさせます。
■ 実戦での使い分け
① 直線の突きに対して
相手の衝拳に対して膀手を出す場合、
受けるのではなく“線を外す”
接触した瞬間にすでに次の攻撃(衝拳・連打)を出す
膀手+反対手の同時攻撃が基本
→ ここが遅れると、ただの受けになります
② 強い押し・圧に対して
相手が力で押してくる場合、
膀手で真正面から受けない
少し角度を変えて「流す」
ポイントは
ぶつからない・逃げない・崩さない
③ 黐手での変化
接触状態では膀手は一瞬の現象です
膀手 → すぐ伏手・擸手へ変化
相手の力の方向で自然に変わる
固定した瞬間に負けです
■ よくある崩れ(重要)
① 肩が上がる
→ 力みの証拠
→ 力で受けようとしている
解決
肘を意識して沈める(肩ではなく肘で操作)
② 肘が外に逃げる
→ 中心が空く
→ カウンターをもらう原因
解決
肘は常に“自分の中心線を守る位置”
③ 押し返してしまう
→ 力比べになる
→ 崩される
解決
「触れたら変える」意識(対抗しない)
④ 形を作ろうとする
→ 動きが遅れる
→ 実戦で使えない
解決
膀手は結果、目的ではない
■ 核心(ここが一番大事)
膀手は技ではなく
「状態」です
* 力が来た方向を変え
* 自分の中心を守り
* 同時に攻撃へつなぐ
この3つが同時に成立した時、それが膀手です。
もしさらに深めるなら
「膀手からの連続攻撃パターン」
「擸手・伏手との連動」
「黐手で崩されない膀手の作り方」
ここまでいくと、一気に実戦レベルになります。
