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フランス, アルザスワイン365日記

フランス、アルザス在住言語学博士
★アルザス生活の中の日々の徒然
★アルザスワイン、ワイナリーに関する記事を執筆中

アルザス ワイナリー巡り

 
Fischback 1 の続き
 
 
そして、やはりグランクリュ、Altenberg de Bergbieten 
土壌構成 泥灰、石灰、石膏
石膏土特有のスモーキーなミネラル感や塩味の感じられるワインを生む、そうだ。
リースリング生産比率が75%と言われるだけあって、美味しいリースリングだった。
グランクリュはやっぱり違う。
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TRAENHEIMはこの村のワインとも言えるワイン。アルザスには14のアルザスもしくはヴァン・ダルザスに地理的補足を持つワイン(アルザスの次に地理的名称を伴うワイン)というのがありこれにアルザスで最初に申請したのがTRAENHEIMなのだが、品種規定のない混種の白ということで(恐らく)却下されてしまい、未だにこの名称の件で色々あるようだ。(に似ていされていないと、名乗れない・・・。)アルザスワインは本当に複雑だ。
こちらは混種でピノグリ、オクセロワ、ピノブランの3種が三分の一ずつ入って入ている。
フードルと呼ばれる木樽に14カ月熟成。「自然派(に近い)ワイン」だそうだ。多少の亜硫酸入り。やはり最初のうちはどうしても味の変化に不安があると、多少手を加えてしまうこともあり、100%自然派、=全く手をかけないワインの生産は難しいこともある。
ワイン生産も慣れもあるので、2017年は多少手を加えてしまったワインだが、2018年からは完全に自然派ワイン。
 
 
こちらもグランクリュ、Altenberg de Bergbieten、のゲベルツラミネール。
しっとり甘口、でこのワインだけがここのワイナリーで唯一甘口ワインという印象だった。
 
 
そして、ゲヴェルツラミネール ヴァンダンジュタルディブ。
ヴァンダンジュタルデイブは甘口ワインとして認識されているのだが、ここのヴァンダンジュタルデイブは甘くないのだ。
色ははちみつのような、いや、ウイスキーのような色合いで、味はゲヴェルツラミネールの女性らしいバラやライチの香りではなく、胡椒、香辛料、更にそこにスモーキーさが追加されたような、とても男性的味わいで、葉巻を一緒に食後に飲むワインのようなイメージだ。
甘口は苦手、ウイスキーのような蒸留酒がお好きと言う方にはぜひ試して頂きたい一品でもある。
 
 
そして最後に赤。ピノノワールなのだが、TRAENHEIMはこの村のワインとも言えるワイン。
村の人たち曰く、ここの土壌は特別なので、やはりこのTRAENHEIMという村の名前を押し出したい、そして村にあるすべてのワイナリーで同じラベルで販売していきたい、という思いなのだ。
 
 
どの村に行っても、村を大切にする気持ちが伝わるし、そういう気持ちは大事だと思う。
650人しかいない村でも、少しでも多くの人に知ってもらえたら、それは確かに村おこしにも繋がる。
 
アルザスはバ・ラン県とオ・ラン県があり、コルマールが近いオ・ラン県の方が、有名な村も多く、そして
 

色々家族の事情などから、一度はオーストラリアにまで移住をし、母親が他界し、歴史あるワイナリーが人の手に渡ってしまうかもしれないと知って、アルザスに戻ってきたJeanさん。
ワイン生産を一人で始めた時はまだ20代、そしてまだ、生産歴3年という、本当に若いワイナリーさん。
これから応援したくなる、そんなワイナリーだ。
 
お会いしたのは去年の夏、自然派ワインのイベントでお会いして、彼の最初のワインをプロモーションしていた。
一度手放したワイナリーを改めて再始動させた、と言う話はその時も聞いていたのだが、それから1年、やっとワイナリーに行くことができ、色々お話も聞け、とても素敵な時間を過ごさせてもらった。
私はアルザスワインという枠の中でワイナリー巡りをしていて、自然派、オーガニック、ビオデイナミなどにはこだわらず、美味しいワインは美味しいワイン、と思っている。
けれど、やはり土壌を大事にして、自然を愛し、良いワインを作とうという想いを持つ生産者はその人柄もワインに反映されるし、そういう想いから自然派ワイン、オーガニックワイン、という新たな形でのワインになっていくんだと思う。

日本には2020年の始めに約3000本、そしてまた2020年夏には新たに日本へ輸出するそうなので、ぜひ、日本でも試して頂ければと思う。