八ツ場ダムの件ですが、このダムの存否自体には触れません。興味がないので。
で、朝のテレ朝「やじうま」見てましたら、東京新聞のコラムを取り上げていました。八ツ場ダムの上流には別の品木ダムがあり、そこでは治水保水云々ではなく水質のほうの管理をしていると。つまり上流の草津温泉や硫黄鉱山跡などのせいで、このあたりの川は「死の川」とも言われるほどの強酸性を示し、品木ダムで石灰水を投入して中和しているのだと。で、実はそれでも4割程度しか達成できておらず、下流には未だに酸性の水が流れている。
それを受けてコメンテーターたちは「新しい事実が判明した」として、「酸性の水ならコンクリートを浸食するのだから、もし八ツ場ダムを作っても将来崩落するのではないか。なのにダム建設を進めるというのは一体なんなのか」というようなことを言いました。
先にも言ったとおりダムそのものについては各方面が適切に判断すればいいと思いますが、私が気になったのは、こういう話を「今初めて明らかになった事」のように語る番組です。
私はダム工事のことは知りませんが、それでも普通に考えて、建設業者は川の水質調査くらいするでしょう。その上で、耐用年数を決定して、それにふさわしい材質・構造を決定するでしょう。
つまり東京新聞が伝えたような話は、テレビ司会者やコメンターや普通の視聴者にとっては初めて知ることなのでしょうが、それを現地の担当者とか業者が全く知らないとは思いづらい。それを無邪気に、どうせ知らないに決まっている、とでも言うような態度で紹介するのは明らかに専門家を舐めた不遜な態度ですがまあそんなのマスコミのデフォですわな。
つまり朝っぱらから「やじうま」なんか見るほうが悪い、というお話でした。