商経アドバイス 4月6日号より


農協への農業者意識 農水省調査
8割が販売強化望む


 農水省はこのほど、農業者モニター2500人を対象として昨年7月に実施した農協の経済事業に関する意識・意向調査(郵送アンケート)の結果を公表した。農業者の8割が農協の農業資材の価格引き下げを望んでおり、同じく8割が農協の販売力強化を期待していることなどが分かった。6割が農協に農産物を出荷しているが、3割が農協離れを起こしている。


価格評価せず3割離反


(中略)


 農協の農業資材への満足度を聞いたところ、価格について54%が「満足していない」と指摘し、「満足している」農業者は10%にとどまった。品揃えでは、37%が不満、25%が満足、サービスでも、39%が満足しておらず、満足している農業者は18%にとどまった。

 農協の農業資材に期待することを尋ねると、「価格の引き下げ」が圧倒的で84%に。次いで、▽営農指導との連携強化39%▽品揃えの充実25%-と続いた。

 最近2~3年で農協が価格引き下げ(手数料削減や大口利用割引など)を強化していることについて評価を聞くと、肥料・農薬・農機のいずれについても5割(それぞれ50%、51%、49%)が「強化されたと感じない」と答えた。


(後略)



 実際に農水省が公表したソースはこちらです。
http://www.maff.go.jp/j/finding/mind/pdf/20090326_enquete.pdf  (pdfです)

 しばらく前、農業改革はまず農協改革から と言うエントリで書いた、ほとんどのJAはこ業界内で最も高い資材を売りつけながら業界内で最も安く生産物を買い取る機関という話にソースがついた格好です。正確には、ほとんどの農業者がそう感じている、と言うことですが。


 現代の農業において、JAが生き残る必要はほぼありません。だからこそ、JAは必死で生き残りに賭けないと潰れますよ。
 と言っても実は、短期的に見れば、JAが生き残るための最良の策は農業部門を切り離すことだったりするのです。なんといっても農業部門はJAの赤字部門だったりするので。実は現代のJAは金融や保険やらで儲けて存続しているのです。
 で、本当に農業部門を切り離しにかかっているJAもあります。農村部のJA支店を廃止し、街中に統合するってのが最近の流行ですが、私に言わせれば一番近い田んぼまで車で15分かかるようなJAって別にJAである必要はないでしょう。


 JAのようなでかくてすごい権力を持った組織ですら、農業で黒字を出すことは難しいのでしょうか。そんなことはないはずです。私はいつもJAを批判していますが、いつも、頑張って欲しいとも思っています。農産物の農家直販なんて出来ることならやりたくないですよ。


koume