2009年3月5日 北國新聞朝刊社説
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◎小沢氏の検察批判 国民の理解は得られぬ
小沢一郎民主党代表の会見は、強制捜査に踏み切った東京地検への批判に終始した。献金の違法性はもとより、自らの代表辞任についても否定するなど、あくまで強気一辺倒で、西松建設のダミー団体から、巨額の献金を長期にわたって受けていた理由についての具体的な説明はなく、お詫びの言葉もなかった。
検察との対決姿勢を打ち出して、正面突破を図るつもりなのだろうが、事件の核心部分を語らず、批判オンリーという強気路線が通用するとは思えない。もし今回の強制捜査の対象が自民党の議員秘書だったら、小沢氏はじめ民主党議員は「責任を取って辞任せよ」の大合唱だっただろう。解散・総選挙が取りざたされるなかでの逮捕であっても、そのことを問題視しただろうか。火の粉が自分たちの側に降りかかったときだけ「不当な国家権力の行使」や「民主主義を危うくする」「公正さを著しく欠く」などと大仰に騒いでも、国民の理解は得られない。
そもそも東京地検特捜部がこれまでに手がけたロッキード事件やリクルート事件、東京佐川急便事件、金丸信元自民党副総裁の脱税事件、ゼネコン汚職などの逮捕者は、自民党議員が圧倒的に多い。小沢氏は検察権力が政府・与党の意向で動くような未成熟な国家だと本気で思っているのだろうか。民主党の幹部が「国策捜査だ」「仕組まれた陰謀だ」などと付和雷同するのも見苦しい限りである。
小沢氏は会見で、「大きな金額の(献金の)背景を小沢代表事務所では調べないのか」という核心に触れる質問に対して、「献金をくれるという方について、このおカネは、どういうところから出るのかということは普通の一般常識として、せんさくしない」「献金してくださる皆さんの善意を信じてやっている」と述べた。十一年間にわたって一億八千万円もの巨額のカネを受けていながら、出どころを調べない、知らないというのは不自然ではないか。
違法な献金を受けていたことが問題なのに、「きちんと記載している」と言うばかりでは、疑問に答えたことにはならない。
今日の昼のニュースで、予算委員会において民主党の平田議員が「小沢代表は説明責任を果たしているし、今後も適切に説明していく、そもそも無実であると思う」とか何とか言っていました。馬鹿じゃなかろうか。
この小沢一郎の献金問題について、夜のニュースを詳しく見るとか言うことはあまりしていないのですが、民主党が自民党議員(特に時の首相)を批判するほどには、自民党議員は小沢一郎を批判していないように見えます。ただその模様を知らないだけだったらごめんなさい。
ただ、わざと感情的な批判をしていないのだったら大人っぽい態度を感じるし、その対比として今の情勢でまだ首相をやめたらどうかなどと言って政治空白を作ろうとする民主党は本気で頭がおかしいのではないかと思えます。
で、民主党は小沢代表を更迭するようなマネはしていないのですから、今後検察が自民党議員に手を伸ばしても当然批判はできないでしょうね。で、自民党が槍玉に上がった議員を粛々と切れば、なおのこと潔く大人っぽい。しかも切る相手が二階とかなんで(笑)まさに一石二鳥ですね。
政局とはこうやって見せるものなのだよ、と言う自民党執行部の高笑いが見えるようです。
koume