愛知の業者で、タケノコの水煮の産地偽装をやったというニュースが出ています。なんか、国内の生産者の顔写真も勝手につけてたとかで話題になってます。
東京新聞:ニセの生産者写真で偽装 タケノコ水煮 中国産を『国産』
2008年12月17日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2008121702000082.html
農林水産省は十六日、中国産原料を使っていたにもかかわらず熊本県産などと表示し、タケノコの水煮などを販売したとして、日本農林規格(JAS)法に基づき愛知県一宮市の食品製造販売「たけ乃子屋」と協力した四社に是正を指示した。一部商品の包装に架空生産者の写真を印刷するなどの工作もしており、同省は悪質な産地偽装とみている。愛知県警は不正競争防止法違反の疑いもあるとみて捜査する。
同省東海農政局の調べでは、たけ乃子屋は昨年七月から今年十月までに製造、販売した水煮のほとんどで中国産のタケノコを使っていたが、「熊本県産」や「鹿児島県産」など国内産にして首都圏や東海地区のスーパーで販売していた。
また、売れ行き好調で自社生産が間に合わなくなったため、取引先の熊本缶詰(熊本市)など四社に加工・包装を依頼していた。四社には原料のほか虚偽の原産地が印字された包装材も提供。四社は産地偽装を認識しながら協力していた。
熊本缶詰が製造した水煮は、包装パックの裏側に「熊本県竹林農家の皆さん」として、男性一人、女性二人が並んで写っている写真を印刷していたが写真の三人は実際は熊本缶詰の従業員だった。
たけ乃子屋は森嘉仁社長名で「品質表示制度に対する認識の甘さを深く反省している」とする謝罪文を発表した。
これもまた昼のテレビニュースで見たんですけども、どっかの団体の人が「信じられない」とか「トレーサビリティに喧嘩を売っている」などと言っていましたが、本当にそう考えているとしたらどうかしてるんじゃないですかね。
産地偽装をしたのを擁護するつもりは全然ないですが、生産者の顔写真があるから安心できるって、あんなもん簡単に偽造できるってのは前々から分かりきっているはずでしょう。怪しめなマンガ雑誌の裏表紙に出ている「体験談」なんて見るまでもなく、きわめて低いコストで簡単に偽装できるような代物をそれだけ無邪気に信用できる精神構造というのはもう信じられない。
私は、「生産者の顔が見える作物」とか言う売り文句で、本当に生産者の顔や連絡先までさらしてしまうのは嫌いです。
スーパーに行くと本当に生産者の顔写真を添付した商品がたくさんありますが、あれが本当か嘘か知りませんが、もし本当だとしたらなんとまあ無茶なことをするもんだと思います。私自身は金沢在住だとかけっこう気軽にブログで書いたりしてて、わりと個人情報保護には甘い方だとは思うんですが、それでも顔写真と連絡先つきの商品を全国区のスーパーに並べて不特定多数に見られるなんてとても出来ません。それは製品に自信があるとかどうとかの問題ではありません。ああいうののトラブルはまだ聞いたことがありませんが、本当にトラブルはないんでしょうか?
加工品や野菜なんかは市場とか商社を経由しているのでまだマシですが、農家直販のコメの小売袋には信じられないくらい無防備な情報がガンガン載っています。何らかの対策はした方がいいかなあ。といってどんな対策を取ればいいかわからないんですが。
あータケノコ業者は潰れればいいと思いますよ。当たり前ですが、偽装が簡単と言うことと、やっていいかどうかは別ですからね。まったくこういう業者のせいで規制強化とかになって、ほかの業者まで全部ワリを食う。
koume