くず米や事故米など、本来は流通されるべきではない米がいくつか話題になりましたが、似たようなものを紹介します。色選米です。まあ、似たようなと言うか、似て非なるかもしれませんが。
刈り取った籾は、籾摺りして籾殻を外した後、選別し、草の種やゴミや未熟で小さい米などをふるい落とす(ふるい落としたものがくず米)のは以前書いたとおりですが、それをコメとして販売する際、さらに色彩選別機で選別することがあります。ただし、くず米を選別するのは当然のことですが、色選はそれほど当然のことというわけではありません。最近はかなり普及していますけど。
色彩選別でふるい落とされるのは、未熟ではあるが大きくてくず米には入らなかった米(まだ緑色です)や、虫がついたために変色した米、大きな粒だが米ではないもの(クサネムの種など)、その他まあとにかく変色したものです。
色彩選別機を通した米は、その前の米と比べると素人目にはさほど違いが分からない程度かもしれませんが、はじかれた米だけを見ると誰でも分かるくらいに変な米ばかりとなります。
ちなみに色彩選別機、この写真の程度のもの(15チャンネル)を新品で買おうとすると2千万円くらいです。
色彩選別は玄米でも白米でも出来ます。で、実は玄米色選ではじかれた米は、精米するとほとんどが普通の米になります。もちろん食えるので、農家の自家消費用になったりします。白米の色選米は見た目からしてすぐ分かるくらいに汚く、もしも普通の米に混ぜて販売するとしたら最初から色選などしないほうが楽です。
通常のくず米と違って色選米は発生量が少ないので、問題として扱われるほどの横流しはおそらく無いと思います。
koume

