商経アドバイス 9月4日号より
韓国の最新コメ事情~売り場の主役はまだ20キロ袋 日本製で店頭精米も
写真は、韓国と北朝鮮(朝鮮民主主義人民共和国)を南北に分断する非武装中立地帯(DMZ)の外国人観光客向け土産店でのひとコマ。ここではなぜか精米も売られていて、10キロ袋のほかに置いてあるのは4キロ袋と20キロ袋。頑丈な紙製の20キロ袋は、まるで日本のセメント袋のような大きさで、存在感も圧倒的だ。DMZ米の価格は4キロが日本円にして約1100円、10キロが約2500円、20キロが約4700円。
かつてほど米を食べなくなったと言われる韓国だが、それでも外国人観光客向けの売店で20キロ精米の販売が見られるように、まだまだ主力パッケージは20キロ袋のようだ。そのようすは、都市部においても変わらない。
ソウル市の中心部・ソウル駅に隣接するロッテマートでは、精米商品の品揃えに圧倒される。同店ではコメ売り場にタイワの小型精米機・コメック3000を設置して店頭精米にも対応。日本製精米機でおいしく精米できる点をアピールするパネルまで掲げていた。
ここロッテマートでは、20キロ精米が売り場の大半を占めており、8アイテムの品揃えがみられた。日本円にすると、2780~5580円の価格設定。最安値の商品と最高値の商品の価格差は約2倍で、商品のバラエティーは豊富だ。一方10キロ袋は、7アイテムが2500~3080円の設定。そのほか5キロ袋は4アイテムで1580~2280円、4キロ袋は2アイテムで1200~1280円、3キロ袋アイテムは1250円のみだった。
日本の都市部の量販店ではおおむね2~5キロ袋アイテムが主流で、さらなる小袋化も顕著だが、お隣の韓国ではまだまだダイナミックな20キロ袋が幅を効かせている。
えーっと日本では、店頭でまだ10キロ袋を見ることは出来ますが、重くて他の買い物の邪魔だと言われてあまり売れません。うちも、商店売りのものに10キロ袋の設定はありません(直販ならあるけど)。買い物するおばちゃんたちは、10キロくらい楽々扱えそうな腕(かいな)した人ばっかりなんですけど・・・それはどうでもいい。
しかし韓国は今でも20キロが主流なんですか。どんだけ強いねん・・・(^^;こっちでは飲食店向けの業務用ですら、30キロ袋(コメは収穫・乾燥調整後にまず30キロ袋に詰めて、それを小分けする)は重すぎて嫌だとか言われているのに。
それともう一つ、日本の今どきのご家庭ではコメの消費量が少なくなっているので、5キロもあればひと家族1か月分くらいあるんですが、と言うことは20キロもあれば4ヶ月近くももってしまう。韓国ではコメの消費量が少なくなっている、と言ってもまだまだけっこう食べているんでしょうか?3ヶ月も4ヶ月も家庭内で保管すると、下手すると虫が湧いたりしますし、そうでなくても乾燥しすぎると不味くなりますからね。
小分けするのってはっきり言って面倒くさいんですけど、商売としてはそれくらいはやんないと少なくとも日本ではやっていけません。韓国の消費者は納得してるんでしょうかね?
koume