ここ最近の米関係の政策論議を追っていると、農水省は飼料用米の生産を強化して生産者の手取りを確保する方針だそうです。
もちろんそうなると問題なのは、使用者側からはアメリカのトウモロコシなどと同レベルの価格にしないと合わないとか要求されている飼料用米を、はたして再生産可能なコストで作れるのかと言うお話になりますが、過日お伝えしたように概算では飼料用米の生産者手取りは700円とか言う完全に人を食ったようなレベルであって、どう考えてもこれでやっていけるような生産者など存在しません。
でまあ、低コストでの生産についてどう対応するかと言う話です。大まかには補助金になるのでしょうが、700円(キロ当たり11.7円・・・ちなみに種籾代だけでキロ当たり2円)では雀の涙にもならないので、補助金は1万円ほどになるのでしょうか。これはもうとてつもない額ですので、どう考えても実現不可能です。つまり飼料用米の使用者側にも歩み寄ってもらうことが必須となります。このあたり、今後の課題になるのでしょうね。
で、新聞記事とかを見ていると他にも、直幡栽培でコストを抑えることが出来ると読める部分がありました。いわゆる直撒きで、苗作りや田植えをしないやり方ですが、数年前はうちの周囲でも取り組んでいる人はちらほらいましたが最近は辞めてるところが多いんですよね。
うちではやったことが無いので、その利点や欠点について軽々しく書くのはやめておきますが、それでも確実にわかるデメリットとして、専用の機械を購入するのに500万円かかるんですよ。それがはっきり言って、強烈にでかい。
そりゃ、ランニングコストだけ見たら多少のメリットはあるのでしょうが、イニシャルまで含めたら回収するのにどれくらいかかるんだろうか・・・てな事を考えるとどうしても手が伸びませんね。果たして試算する側はイニシャルコストを勘定に入れているんだろうか。
そいや今朝のワイドショーで、「美味しくないお米」とか言うものが売られていて新聞に載っていた、ってなやつが紹介されていました。詳しいことは放送されなかったのですが、なんとなく、安い飼料用米を転売しているような気がします。けどそれは違反ですからね。
koume