2月2日に八戸酒類(株)八鶴工場さんを見学しに行ってきました。
午前中はスキーしに行ったので、予約は16時から。一方通行の多い八戸市内で一度道を間違えたので、少し遅れつつ到着。橋本工場長さんが迎えて、蔵内を案内してくれました。
木造の古い建物に、縦長の細長いつくりで、天井と通路に水を通すパイプがかかっていました。300年前ごろに建てられたらしい古い茅葺きの実家で育った私ですが(当然畳はボコボコ)、なんとなく床が抜けそうで怖くて抜き足差し足で歩いてました。
最初に、蔵の歴史や建物の説明を受け、次に洗米を行なう場所に移動して米や麹などの説明を聞きました。大吟醸用の米は手で洗うが、それ以外の酒用の米は機械で自動洗米するとのことでした。酒米の購入や精米は、外部の組合に委託しているとのこと。
次は麹室の説明。ちょうど仕込んだばかりで、雑菌がつく恐れがあるとのことで、中には入れませんでしたが、写真付きパネルを見ながら説明を聞きました。吟醸用の麹蓋は、他の酒のよりも箱で丁寧にやるとか。
次は、酒母(モト)を仕込むタンクを置く部屋に移動しました。仕込みの真っ最中なので、発酵中の酒母を見ることができました。試飲はしませんでしたが、どんな味がするのかとか聞けばよかったかな(笑)酒母は乳酸菌も入れて発酵させるので、酸っぱいと思いますが。
次に、仕込みタンクがずらっと並んだ部屋に通され、二階に上がって上からタンクを覗きました。仕込みは三段仕込み、タンク1つあたり大体5000リットル以上(だったか?)と聞きました。1升ビンで3000本以上になります。写真のタンクは発酵が6割くらい進んだ状態で、ここから上槽のときまで待つのですが、日々進んでいく発酵にたいして日本酒度をどの程度に仕上げるか、アルコール度数をどのあたりに抑えるか、そのために発酵が進むスピードをどう制御するかが重要だとの事です。
最後に、試飲をしました。今期絞りたての純米吟醸と、1年間寝かした大吟醸です。違う蔵元の酒を同時に飲むことはあっても、同じ蔵元の違う名称酒を飲み比べることは滅多にないので面白い体験ができました。
試飲をした部屋は、アルコール度やアミノ酸度などを分析する部屋でもあったので、それに関することや農業、米に関する雑談もして、1時間ぐらいお邪魔し、お土産にミニボトルを頂きました。
初めて蔵元見学というものをしましたが、ただ本を見るのとは大違い、実際に見学すると流れもあって分かりやすいですね。どういう風に造っているのかやポリシーも伝わりますし、分からないことをどんどん聞くことができます。見学に行くとより親しみを感じて、ますます日本酒ファンになりそうです。
suzu


