・・・という事件ではありませんが、この記事。
東京女子医大・手術事故:配信記事掲載で名誉棄損 責任の所在、どこに!?
あの毎日新聞の社説です。これがサイエンスのカテゴリ!?と思いますがそれは置いといて。
記事の元になる事件そのものについては紫色の顔の友達を助けたい ブログの作者が名誉毀損裁判の原告そのものですし、詳しく書かれています。すごく読み応えがある内容です。特に共同通信の意見に対する反論と最高裁判決 や新聞各社の地方3紙賠償命令報道比較 あたりは、今回の毎日新聞の記事が行っている批判の一部にとっくの昔から対応していて、つまり新聞社勉強してねぇなぁってことです。
記事が長いので内容はリンク先を見てもらったほうが早いのですが、まあ一言で言えば、やっぱりマスコミは身内には超甘いな!ってことです。他所の業界を責め立てているあの姿勢が、身内に回ると「現場に対する理解が足りない」・・・お前らがまず、他業種に対する理解など毛ほども無いのに無理やりな批判ばっかりしてる分際で、どの口が言うとるんじゃ!と。
この記事は医療ブログでも取り上げられていますが、一番反応が大きい部分はここ。
控訴審では何を訴えるのか。共同は「直接の取材手段を持たない加盟社に配信記事の真実性を証明させようとし、報道を萎縮させる判決の不当性を主張したい。クレジットなど個別の主張については訴訟で明らかにしたい」と話す。
通信社の歴史に詳しい秀明大総合経営学部の里見脩教授(メディア史)は「メディアがすみ分けることで成り立ってきた配信制度にとってゆゆしき判決だ。最高裁判例の一部を一方的に解釈しているという印象を受けざるを得ない。『赤福』がチョンボしたからといって、みやげ物屋が責任を負いますか? メーカー責任の原則からもはずれている。クレジットの点もおかしい。共同は社団法人で地方紙は社員。地方紙は社説まで共同から配信を受けるような関係だ。配信記事にクレジットを付ければ地方紙は共同のクレジットで埋まってしまう。すべての記事にクレジットを、という実態を理解しない考え方で、民主社会にとって大切なものを犠牲にすべきではない」と断じる。
この問題を扱うに当たって経営学部の人間がふさわしいのかと言う疑問がまず湧いたのですが(それにしても経営学部の人ってろくなもんじゃないイメージがあるなぁ・・・常石敬一のせいだけど。その他の大部分の経営学部の方、ごめんなさい)、食品業界を引き合いに出すのはやめてもらいたい。今、食品業界ほど「クレジット」にうるさい業界はほかに無いんじゃないかと思う。そもそもマスコミ勢は他所の業界に対しては全てにおいてクレジットを明らかにする事を求めているではないか!
最近、食品関係のニュースがガンガン出ていますが、すごいなと思うのが、加工品の材料の賞味期限オーバーがニュースになるんですね。材料の賞味期限なんて黙ってりゃわかんないようなもんですが、内部告発か綱紀粛正か知りませんが、ちゃんと出る。(だから大目に見ろ、とは言いません)
それが政治化とか役人になるとどうなるかと言えば、ゴルフでも会食でも、「記憶にございません」とかで済む。せいぜい、野党かマスコミが「それはおかしいでしょ」と突っ込むくらい。
マスコミはどうか?馬鹿げた記事を出しても、一次資料を求めても「取材源の秘匿」なんつーもんが葵の紋並みの威力を持ってると思っている。どんな記事も言いっぱなし。間違ってたとしても絶対修正も謝罪もしない。
そんなおまいさん等が言う話か?いい加減にしろよと。
みやげ物屋が責任を負いますか? メーカー責任の原則からもはずれているって、確かにみやげ物屋は責任を負わないが、被害は負う。その時、場合によってはみやげ物屋は製造者に損害賠償を請求する。今回の件なら、地方紙が共同通信に文句をつければいいではないか。そもそも共同の記事をクレジットも無しに無批判に載せる脇の甘さが原因じゃないのか。
> 民主社会にとって大切なものを犠牲にすべきではない
大切なものって、新聞社の売上とか社員の給料ですか?
koume