昨日、出先で読みました。



日本農業新聞 07-11-19

消える米輸出大国 08年産1.5万トン 干ばつ4年連続/豪州


 オーストラリアの2008年産米生産量が、1928年以降で最低の1万5000トンまで落ち込む見通しになった。厳しい干ばつが始まる前の01年産の164万トンに比べ、100分の1以下に激減。栽培農家数は30戸前後となる。世界最高水準の単位収量を誇った米輸出大国の一つが、国際市場から消えることになる

 同国産の米販売と輸出をほぼ独占しているサンライス社が明らかにした。南半球のオーストラリアでは12月初めまで種まきが行われ、5月に収穫する。


(簡易版)



豪州米


 画質が悪いですが、縦軸がオーストラリアの米生産量(万トン)、横軸が年次です。パッと見て、最近になってガクッと減ったことが分かります。ピークは160万トン(2001年)に達していますが、一番右端のは20万トン(2007年)にも達していません。これが来年分(2008年)は、1.5万トンになったと。


 オーストラリアは水が少ない、ほとんど沙漠のような国なので水は割り当てがあります。一戸当たり年間何リットルまでとか、農業用水に関しても何千リットルまでとか。各家庭や農家の間で水利権の売買もあります。

 その割り当てが、稲に対してはゼロになったそうです。ゼロ。おかげで、湧き水などに期待できる一部の農家しか米が作れなくなり、こういう事態になったそうで。

 オーストラリアでの米はもともと、リートンという町の周辺でしか作っていないマイナー作物です。もっとも、米自体が全世界で見ればマイナー作物なんですけど。サンライスも見学しに行きましたよ。外部向けにいろんな資料や説明コーナーもあり、なんと日本語の資料やビデオもありました。日本のJAに英語翻訳済みの説明ビデオなんかあるのかな?


 そんなオーストラリアでの米の国内需要は年間40万トンあるらしいので、オーストラリアは今後、米に関しては、輸出どころか輸入国になります。日本から買ってくれればいいんだけど、どうかな~誰か売り込むかな(^^;


 この記事の注目すべきもうひとつの点は、米農家が30戸前後だということです。激減した1.5万トンとしても農家一戸あたり8000俵も作っているんですよね(ちなみにうちは1000俵くらい)。種まきは全部飛行機での空中散布で刈り取りの機械もバカでかいし、害虫いないから農薬もほとんど撒かなくていいし・・・まあ品質はアレですけど(^^;


 まあオーストラリア産の米は日本にはほとんど入っていないので、すぐに我々の生活がどうこうという話ではありませんけどね。


koume