なんか今週の「美味しんぼ」で食品添加物を取り上げたと聞きました。いっときますけど、読んでません。読む気しません。食品添加物について否定的に取り上げた、それと安倍司が出た、と言うだけでだいたい想像はつきます。ああまたいつものパターンかと。
ところで私、正直に言って、「食品添加物」なるものの定義がわかりません。もちろん法律を調べればわかるのですが、
食品衛生法 第4条第2項 食品の製造の過程において又は加工若しくは保存の目的で、食品に添加、混和、浸潤その他の方法によって使用するものをいう
まあ食べ物を作るときに混ぜるものは食品添加物って事でいいですかねぇ。肉や野菜なんかを添加物とは言わないからこういうのは除くとして、調味料なんかは食品添加物ですよね。
ところがどう考えても、世の中で通用しているのはそういう定義ではない。例えば、いわゆる化学調味料は食品添加物として扱われているでしょう。しかし、じゃあ塩はどうか?醤油はどうか?これらを食品添加物と呼ぶことは少ないでしょう。しかし定義を考えれば味噌も醤油も食品添加物であることには変わりがありません。塩で言えば、自然塩は食品添加物ではないが調整塩は食品添加物であるなどと言う分類までありそうです。
化学調味料ってやつも曖昧です。どういう定義でしょうか?何らかの物質に化学的な操作を加えて合成・抽出して作った調味料、と言う定義では絶対にありえません。何故なら、だったらさっきも出した味噌や醤油だって立派な化学調味料だからです。発酵や醸造と言う化学的な工程なくして味噌や醤油は出来ません。ところが天然本醸造有機丸大豆醤油を化学調味料と呼ぶ人にはお目にかかったことがありません。
つまり食品添加物にせよ化学調味料にせよ、「なんか不安なもの」を指して呼んでるだけに過ぎない、意味のない言葉なんですよね。そんなもののリスクなど考えても意味はない。だいたい、食品添加物はそれのリスクよりもベネフィットのほうが遥かに大きいです。
食品添加物と言うくくりはそもそも広すぎる。食品添加物のない食生活など絶対成り立ちません。山岡君も大好きな日本酒は酵母添加しないと酒にならないし、豆腐もにがり添加しないと固まらない。食品添加物一般に共通するリスクなどありえない。
本当に食品添加物のリスクを考えるなら、最大のリスクホルダーは塩でしょう。以前、どの本だったか忘れましたが、食品添加物の害を言うなら、塩が人間社会に与えているリスクを考えてみよ、たぶん恐ろしい結果が出るぞ、と書いてあるものを読んだことがあります。塩がどれだけの人に「健康被害」を与えているか、まともに考えたらすごいことになりますよ。
koume