本日10月14日の夜9時からNHKでやってたNHKスペシャル ライスショック あなたの主食は誰が作る を見ました。
趣旨は、外国でも広くコシヒカリを作り出し、日本国内にどしどし入れようとする動きが強い事、特に外食産業などで、とにかく安いコメが求められている事から、そういうものを導入しようという方向も強まっている事、しかし食料自給率の低い日本が、主食を輸入に頼って本当にいいのか?そうはいっても日本全体で、米消費量は下がってるし・・・てな感じ。
特にアメリカや中国なんかが、コシヒカリを安く(本当にものすごく安く)作れるので、日本に輸出したいと言う意欲を強く持っている事ははっきりわかりました。
印象的だったのは後半に出た、台湾の映像です。台湾はコメの市場を開放したため、スーパーには各国の様々なコメが並んでいるそうです。しかも日本のコシヒカリ、カリフォルニアのコシヒカリ、中国のコシヒカリ、台湾のコシヒカリ・・・などとあるそうです。
んでは台湾のコメ農家はどうなっているのか?・・・つーわけで農村の映像になるのですが、いきなり北朝鮮のような町並みです(^^;要するにメチャクチャ寂れた、空き家だらけの場所なわけです。ある一軒のうちに集まっていた、元コメ農家の爺さんたちに話を聞くと、もう際限なく米価が安くなってどうしようもないと。コメなんか辞めてしまって、年金暮らしの人ばかりらしいです。どうやって生きていけというんだ・・・と言っている爺さんも。
所詮はテレビですから、演出もあると思うしこれを鵜呑みにする事は出来ませんが、まあそうなるだろうなとの想像は出来ます。日本もこのまま行けば台湾の姿となりますよとの。
ちなみに番組では言っていなかった余談ですが、台湾はあったかいので、米はなんと4期作が出来ます。要するに1年に4回取れるんです。収量4倍・・・とまでは行きませんが、少なくとも、たくさん作る事にかけては日本よりはるかに有利で、しかしそんなとこでもやりきれなくなるって事が、今の全農がやってる安値合戦の行く末を明快に表してると思うんですがね。
最後に3人の専門家によるインタビュー。最近の私、「専門家」と言う言葉には敏感でして、最初に出てきたのは東大の教授だったんですが彼は何学部の教授なんでしょうか?NHKは神奈川大学経営学部の教授
を有機化学の専門家として紹介した前科があるからなあ・・・まあそれはいいとして。
内容は、「主食は国のとっての戦略物資ともなるものであり、有事の際を考えれば主食を海外に頼るのはいかにも拙いのではないか。海外に目を向ければどこの国でも主食は自給するのが常識であり、特に先進国で主食を輸入に頼るなんて国は他にない。安全保障の面から考えても主食は守るべきではないか」、というもの。
2番目の「専門家」はなんとびっくり、あの経済財政諮問会議の委員でもある東大教授の本間正義。こいつのどこが専門家??てなもんで私ゃ紹介された瞬間に吹き出してしまいました。
で内容は前の教授の話を受けて、みたいな内容で、「日本が「有事」などに巻き込まれることは考えられない。それよりは周辺国と仲良くする事こそ真の安全保障だ」、ってな話で・・・まあありがちに机上の話です。そもそも日本って、周りにある国は台湾以外は反日国家ばっかりですけど~。
3番目の人は経済評論家。たぶんまた2番目の意見を受けて、「食料が足りなければ買えばいいと安易に言うが、買えるのは外貨があるおかげだ。しかし日本で、外貨をたくさん稼いでいる企業などせいぜい30社程度しかなく、今後何らかの事情で外貨を得られなく事も考えられる。」あとちょっと忘れました(^^;
付け加えれば、今後、隣の中国が食糧を輸入し出したら大変な事になります。あの国が大消費国化してしまったら、日本に入ってくる食料は激減しますよ。なにしろ、日本が野菜を輸入している最大の相手国は中国なのです。
食糧の輸入を完全自由化してしまうと、食料自給率は10%台になると予想されています。財政諮問会議のバカは、もしコメが足りなくなって、しかも買えなくもなったらまた作ればいいじゃないかと安易に言うかもしれませんが、いったん荒れた田んぼはちょっとやそっとでは元に戻りませんし、農業用水や農道を整備しなおすのはもっとさらに大変です。ノウハウも失われているだろうし、しかもいったん手放した農業機械を一式揃えなおすのは何千万もかかりますよ。農家は減ったらもう2度と元に戻らないんです。今、すごく減ってますけどね。
明日、第2回やるみたいです。減少する農家について、みたいな内容だそうです。明日も見ます。
koume