農業経営者サイト にて、魚沼市の農家へのインタビューが載っていました。



http://www.farm-biz.co.jp/2007/09/14-121116.php

仮渡金7000円ショック!あなたの農場経営への影響は?新潟県南魚沼市 島田徳重さん (2007/09/14)


――島田さんのご認識は?

ウチは農協出荷は昨年でやめて一般業者に切り替えたが、商系業者も右へならえで全農の方針の仮渡金しか出ないと言う。これからは独自で売っていかなければならない時代に入ったと感じている。 自力で農業をやっていかないと。全農などの組織にくっついてたら潰されてしまう。「我々の減反に協力しなさい」、「価格を維持するためには皆さん一緒に努力して協力しなさい」と言いながら全農は自分の組織第一で全然、消費拡大には向けなかった。そのツケがここに来た。組織を守るために生産者を犠牲にした、減反協力をしたのに何でここまで下がったのかが納得行かない。


――経営に影響はありそうですか?

  相場が変わってくるから経営に影響を大きく受ける。付加価値という部分が産地間競争している。 我々が今までやっていたことを、みんなやってくるから、自分の商品の個性を出せなくなる。「魚沼コシ」だけでやっていくのも限界、もうブランドに胡坐をかくことはできない。 あとは自分で販路を見つけて商品の特性をちゃんと説明して理解してくれる取引先を見つけていくしかない。消費者との太いパイプ作りが重要。価格勝負ではなく、お客様とのコミュニケーションを大切にしていきたい。 消費者の気持ちは輸入品に抵抗があるけど、結局は安いものに行っている。「安心・安全」ということが言われているが、結果として出てこない。世間の風潮と実際の消費状況が一致しない


――売り先と販売形態

 関東の米屋には玄米で出荷しているが、自分で販売しているものは全て白米で出荷している。品質を徹底したいので、今年は色彩選別機を導入した。


――地域の反応は?

 周りの農家はわりあい関心が無い、もう農協さんにお任せ、従うしかないという感じ。一方で農地・水・環境問題のほうで化学肥料・農薬を5割にすれば上乗せが10a当り5,000円くらい付くので、そっちの方に乗っかってみようかな、というケースが多い。


――関連して、雑誌で取り上げて欲しいこと

 農政がめちゃくちゃ。官僚の考えだけ先行しててもしょうかないので、昆さんの規制改革委員で頑張ってもらいたい。規制改革委員で会議している内容を公表してもらいたい。官僚の考え方と我々農家が全農、農協組織を通じて得ている情報とどこがちがうのか。そこを明らかにして欲しい。



 農家を保護するための組織が全農(JA)だったのに、今の全農はどうしちゃったんでしょうね。昔は、農家が米作りに専念して、経営などは全農に任せれば良かったという時代でした。でも今は、米作りから販売まで全部自分でやらないと農業だけで食っていくことはできない時代になっています。その点では、これから農家になることはすなわち起業家です。"起業家"という言葉はITやアパレルなどで人気らしいですね。憧れだけではできない。これから農家になりたいと思っている方は、大変ですよ(^_^;

 ちなみに全くのゼロから就農して、米一本で食っていくだけの規模までにするには設備投資が1億くらいかかるといわれています。


 本来は、作る人と売る人を分業するやり方はありだと思うんです。直販なんて、やらなくてもいいならやりたくありません。大変な手間だし、田んぼにいる時とは全く違った技術や才能が必要になりますし。けどそうは言っていられなくなってしまいました。


koume