肉屋とかの商店に台秤が置いてある事がよくありますが、あれは2年に1度必ず検定を受けなくてはならないって皆さんご存知ですか?役所のしかるべきところに連絡して、秤がちゃんと合ってるか検定試験を受けなければなりません。
試験の内容はきわめて単純で、秤に1キロとかの基準原器を置いて、正しい目盛りを指すかどうかと言うただそれだけの事です。その試験を受ける秤一つあたりにお金を払うのですが、針が動くアナログ型の秤の場合は1台当り500円くらい。しかしデジタルの秤は何故か1000円くらいです。アナログでもデジタルでもやる事はまるで変わらない上に、何ならデジタルのほうが重量が数字で出てわかりやすいのに、高いんです(^^;
さて、こんな検査の業界にも民営化の波が押し寄せ、昔は検定の際は市役所から担当が出張ってきていたのですが、今の役所のしかるべき部署には担当は一人だけとなり、実際に検定試験をするのは下請けの民間業者となりました。つい先日、うちにも4台の秤の検定にいらっしゃいました。
4台のアナログ秤を検査して、その検査料は2000円ちょっとだったのですが、その下請けの業者さんは二人で来て、2時間弱で試験や書類作りなんかを終わらせて帰っていきました。うちの倉庫まで出張ですから移動時間も結構かかっているのですが、彼らの手取りが何%あるのか知りませんが、可哀想な収入になりますよねー(^^;
先に書いたとおり、以前は市役所の職員がやっていました。役所の人は普通に給料をもらって、その上に検査料ですから、検査量がいくら安くても別にどうでもいい、と言うかこんな検査ならタダでもいいようなもんです。しかし民間委託となると収入はこの検査料のみとなり、役所から補助金が出るわけでもないようです。まあこれ専業で生活しているわけじゃないでしょうけど。
だからと言って値上げされるのも馬鹿馬鹿しいし、しかも値上げも簡単には出来ないようです。なんか役所が絡んでるだけあって、値上げするにはそれなりの合理的な理由と共にめんどくさい書類を作って申請して・・・なんて過程が必要なようです。
民営化したら競争原理でコストダウンできるとか言っている人が、なんか特定の場所に生息しているようですが、そんなのぜんぜん世情に合ってないですよね。米の検査も民営化されて大変混乱しています。
koume