※今日のエントリは愚痴です。


 今年、一般的に稲刈りは遅れ気味のようですが、何とかうちでも始まりました。といってもよその田んぼの稲刈りを請け負うだけで、自分の田んぼはまだです。自分ちの稲刈りを全部終わらせるのは10月いっぱいかかります。
 稲刈りにはコンバインを使います。1年最初の稲刈りで大事なのは、このコンバインが無事に動くか確認する事です。


 コンバインは稲刈りにはほとんど必須になっていますが、これほど壊れやすい機械はほかにありません。乗用の農作業機械を比べるとトラクターはかなり丈夫で、田植え機は結構ひ弱で、コンバインはアホみたいに壊れます。
 その割にはものすごい高い機械で、3条刈り(一度に横3列の稲を刈れる)のもので500万とか、6条刈りのものになると2000万!ってのもあってほとんどフェラーリ並みです。それなのに、新車として納入された時からすでに壊れていると言ってもいいほどで、うちが使っている3条のコンバインは買って5年くらい動いていますが、修理代を払わない年など1度もありません。その修理代も高いんだこれまた・・・外装のカラートタンかアルミみたいなへなへなの板が曲がったくらいで5万や10万平気で持って行きます。ちなみに4~5年でいかれるキャタピラ交換1本30万くらいです。


 さてさて今年の稲刈りでは、おおっ意外と快調!?と思っていたら、やっぱし田んぼ3周くらいしたところでトラブル発生。走行中にやたらエンジンが揺れ、動力伝達のベルトがすぐプーリから外れます。もしかしてエンジンマウントがやばくて外れかけてるのか?というわけですぐメーカーに連絡して代車を借りてきました。その代車は2条刈りの小さいヤツです。

2条コンバイン


 さすがに小さいヤツは作業スピードも遅くかったるかったのですが、しょうがないと思っていたところ、本当の悲劇はこれから起こるのでした。写真の、運転手のすぐ後ろ部分にあるのが刈り取った籾を入れるタンクなのですが、やたら高いところまであるのがわかると思います。しかもこの機械自体、横から見るとほとんど正方形のシルエットで、キャタピラもすごい短い。要するに重心が妙に高くて恐ろしく不安定なのです。
 田んぼの畦を乗り越えようとして(ごく普通にある作業です)、後ろへ思い切り傾きバンザーイ、立ち上がりました(爆)幸い怪我人などは出ませんでした。
 低速でバックに入れつつ先端を引っ張ったら何とか復帰しましたが、もちろん後部下のスカート鋼板はぐっしゃりです。こんなのあからさまに設計ミスだと思うんですがどうですか?


 しかも腹が立ったのは、その時ちょうどメーカーから電話があったのですが、この件を伝えると「(修理代が発生したので)毎度ありがとうございました」などと言ったことです!そりゃあ冗談でしょうが、冗談にしても「大丈夫だったか?」の言葉もなくいきなりこれは相当悪い冗談です。こっちにしてみれば、たいした畦でもないのに越えられないような機械などもってのほか、そりゃあすぐ壊れる機械を売ってりゃ修理代が儲かって仕方ないわな!と言いたい気分です。言ってませんが。


 そしてその後、先に壊れた3条のほうの様子を見にJAの農機センターの人間が来ましたが、どうもおかしかったのはエンジンマウントのほうではなくてベルト自体がもう全然駄目だったようです。ベルト交換で治りました。
 しかしね、コンバインって毎年使い終わったら農機センターに預けて全体の点検をしてるんです。このベルトは点検項目に入っているのですが、どうやら見逃したらしいとつぶやいていました。
 職員は、エンジンなんて大事にならずに良かった良かったと言っていましたが、たしかにそうかも知れんけど、点検ミスの件を一つも謝らずにそんなことを言うな!ちゃんと点検してればこんなことも起きなかったんじゃないのか。どうせ、修理代は当然として田んぼまで見に来た出張料も請求してくるくせに、こっちをなんだと思ってるんじゃ!?
 点検料も取ってるくせに、もしかして点検など一切やらず、そのまま掃除だけして返してるんじゃなかろうな。そうすれば現場で壊れた際に修理代ももらえて、2重に儲かるもんな。いやあ美味しい美味しい。


 コンバインは9月、10月の2ヶ月しか働かない機械です。振動します。土と水の中に入ります。稲藁や粉が機械の中を舞い、細かいところに入り込みます。かなり厳しい作業条件の下、動く機械です。そういう理由で、故障が多いと言うことはできます。
 しかしそんなの、日本全国どこでも、当たり前にわかりきっている作業条件です。50万くらいのセコハン機械ならば多少の我慢は仕方ありませんが、国産高級車並みの値段の機械がこれってどうよ??


 はーちょっとすっきりした。


koume