経済畑の学者先生が農業について語るとき、たまに、こんなことを言う事があります。曰く、
米は60キロ当り1万5千円くらいだが、もう一方の主食たる麦は60キロ当り5千円くらいであり、米に対して相当の価格優位性がある。であるのでここ数年のうちには、米も麦相当の、60キロ8千円とか、あるいはそれ以下の価格の時代が来るであろう。
との理屈です。
米の販売店からは、値下げせよという消費者圧力が強いとの話をよく聞きます。そういう中でこんなことを言ってる学者さんがいるわけですが、不思議な事を言う人もいるものだと思います。と考えてるのは私の考えが浅いだけかもしれませんけどね。
というのはまあ当たり前の話ですが、米と麦を同じ土俵で比較してもしょうがないですよね。だって麦は原料だし。加工しないまま麦ご飯で食ってる人は今どきあんまりいないし、そもそもスーパーで麦を買うことも難しいでしょう。まあ最近は健康ブーム?で、小袋入りの五穀とかありますけどね。
麦を買うってのはつまり、パンやうどんを買うってことですよね。んでパンやうどんとご飯の価格を比べるとそんなメチャクチャ差があるわけではない。ご飯一膳分の米はだいたい40~50円とか、そんなもんです。うどん一玉より安いんじゃないでしょうか。
最近こればっかり書いていますが、米の価格は高くありません。なんか米を作ったり売ったりしてる立場の人間がこういうことを言うのは卑しいみたいな雰囲気が世間にはあるんですが、これは本当にいっとかないと農業が終わるんですよ。
koume