日本の先発FWは巻と玉田。高原と柳沢はシュートを外しまくりで精彩を欠いたというか結果が全く出ていなかったのでこちらの方がいいかも。で福西ではなく稲本、宮本の代わりに坪井。
 ブラジルの方は多くを入れ替え。控えメインのメンバーとはいえ、代わりに出てくるのがリヨンの英雄・ジュニーニョ・ペルナンブカーノとかだったりするのですさまじい。


 ブラジルのシシーニョがすごい。ドリブルを始めると日本は簡単に2~3人以上抜かれた。最後のクロスやシュートを川口たちが必死に止める。ディフェンスはまさに水際作戦。
 日本の攻撃は意外に機能している。おっ前半30分に玉田の先制点!カウンターのボールを収めた稲本が左サイドへサイドチェンジ、そこからアレックスの突破から素晴しいパス。今回はふかさなかった玉田に拍手。ちなみに巻も、ふかしまくりだがシュートは打っている。
 ボールポゼッションはなんと60対40でブラジル優位。日本は一瞬のカウンターを狙うしかなく、実際そのとおりになっている。
 前半ロスタイム、ロナウドが得点、同点。前線でパスを受けたロナウジーニョが、右サイドでフリーになっていたシシーニョを見落とさずに絶妙のパス。そこから頭で直接センタリングし、そのままダイレクトのロナウドヘッド。さすがブラジル。
 で1-1で前半終了。日本はあと2点取る必要が出てきた。まあさらに2点ほど取られていてもおかしくない展開ではあった。ロナウドはめったに動かないが、放つシュートは全て枠を捉えて強烈。脅威のストライカーであるのは変わりが無い。ゴール前でのキレは特別だ。


 後半、メンバー交代はなし。
 今日は加地や玉田、稲本が元気だ。それと小笠原がたまに効果的な動きをする。中村に存在感が無いのは相変わらずだが。
 後半8分、ジュニーニョ・ペルナンブカーノの強烈なロングシュートでブラジルが追加点。とにかくブラジルのプレイには余裕があり、とても簡単にボールを扱っている。日本はあと3点も取れるはずが無い。とにかく、中村がボールをキープできない。トラップは必ず失敗し、相手に瞬時に詰められるために前を向くことも出来ず、青息吐息でバックパス。だからいらないと言っているのに。
 後半10分、日本が選手交代。中田浩二を入れて、出るのは小笠原。中田英を前に上げようという意図か?出るのは中村だろうに!小笠原はいい仕事をしているぞ。
 14分、ブラジルがさらに追加点。ブラジルはディフェンスも含めて全員がのびのびとプレーし、異様に落ち着いた中から着実に得点している。もちろんその落ち着きは、やたらに正確なパスとトラップによるものだろう。
 日本の守備はボールを見すぎで、ブラジルの選手はたびたびフリーになっている。ポジショニングのうまさと言えばそれまでだが。
 15分、日本が選手交代。巻out、高原in。
 20分、日本が選手交代。大黒が入る。出るのは高原で、故障を受けてのもの。代わったばかりなのに・・・この件では高原はファウルを取ってすらいない。高原の見せ場は開幕前のドイツ戦で終わった
 26分、ブラジルのロナウジーニョとカカがout。ゼ・ロベルトとリカルジーニョが入る。普通は守備固めの交代と思えるがブラジルの場合は攻撃力もほとんど落ちない。
 とにかく日本はシュートが無くなった。ボールが奪えない。ブラジルは選手がワイドに広がり、早いボール回し。走っているのは日本の選手ばかりで、もちろん走るよりもボールの方が早いので追いつけない。
 36分、ロナウドがまた得点。これでロナウドのワールドカップ通算得点は14点となり、あの「爆撃機」ゲルト・ミュラーと並ぶ。あと1点で新記録である。


 ブラジルはついに本来の調子を取り戻してきたのだろう。日本戦は絶好の調整になったと言える。今大会ではこれまでアルゼンチンの強さがやたらと目立ち、ブラジルは前評判ほどの破壊力を見せていなかったが、これで大会としては面白くなってきた。

 日本は負けたが、調子が悪かったとかそういうことではなく、順当な敗戦だったと思う。


 試合終了後のジーコのインタビューで、オーストラリア戦を落としたのが痛かった、などと言っていたが異様に無責任に聞こえたのは俺だけか?あれほど不可解な選手交代のミスは無いぞ。

 試合が終了して10分、まだ中田英寿はピッチに倒れ込んでいる。


koume