実は、私としてはあんまり注目度は高くなかったです(^^;
 と言うのはなんといっても、我らが石川県の星・松井秀喜が出てないからで、もちろん出てないことを責めるつもりは一切ないのですが(ヤンキースから給料をもらってる以上、ヤンキースを優先するのは選手として当たり前とも思う)、まあ昔は毎日巨人戦を見ていたのにここ数年は全然見てないし、同じ心理でWBCも気にならなかったです。
 一応それでも最後の方数試合は見ました。試合自体はもちろん面白かったです。今日の決勝では、松坂はすごい球を投げていたし、野手の気迫あふれるプレーは迫力満点で、思わず力が入るシーンもありました。プレッシャーからの凡ミスも迫力に華を添えてたって感じでした。
 ところでこのWBC自体もともと、批判はいっぱいあったわけで、私もそれなりに考えてたことはいくつかあったんですが、しかし見てるうちにその批判は一つ一つ潰していけそうな感じでした。内容が思ったより面白くて、なにより勝った選手たちが本当に嬉しそうだったので、やっぱりやらないよりはやったほうが良かったんだなと強く思いました。


 批判の主なものとして、あのチームは必ずしも最強のメンバーではなかったと言うのがあったと思います。
 日本チームにはもちろん松井はいなかったし、井口や松井稼頭夫、城島もいなかった。国内球団からも出し惜しみ的なことはあった。MLBの球団にもWBCへ選手を派遣することにあからさまな難色を示すチームはあった(例えばヤンキース)。
 ただよく考えると、サッカーのワールドカップだってベストメンバーを揃えられなかったことは良くあったわけです。例えばクライフやベルント・シュスター、エリック・カントナなどその国を代表するスーパースターがナショナルチームに入れなかった(入らなかった)ことは何度もあったし、ベストメンバーが揃っていないからと言って大会の価値が下がることもないかなと。


 それとあったのは、日程的なことですね。選手の調整が難しくなると。ただ、シーズン真っ最中でベストコンディションのキューバと真っ向から戦って勝つチームがいたわけで、調整ができないわけじゃない。本シーズンへの影響はもちろんあって、結構深刻だろうとは思うけどこれはWBCと言う大会の格が低いことが問題で、タイトルの価値が上がることによって今後改善されるでしょう。


 実際この大会、アメリカでの注目度はそんなに高くないと言う話はありました。実際にそうだったようで、アメリカのニュース番組では取り上げてないと言う事実もあるそうです。
 これだって今後改善されるのかな。サッカーのワールドカップも、最初の1930年大会は全然注目されてなくて酷かったらしいです。例えば、サッカーの母国イングランドは「そんな大会などやらなくても、世界最強は我が国に決まっている」と言って参加せず、最後の結果も新聞報道ではすごく目立たない扱いで、例えばイタリアでは唯一「ガセッタ・デロ・スポルト」紙が唯一取り上げわずか22行、同日の競馬の記事より4行短かったそうです。それに比べれば全然マシ、って2006年と1930年を比べるのには無理がありますが。


 今後の課題としては、日本もアメリカも全世界を含めて、もっと選手が異動しやすくなる必要があるのではないでしょうか。サッカーのワールドカップと同じく、WBCも選手の見本市となる可能性があります。MLBには、松坂が欲しいと思った球団もあるのではないでしょうか。しかし例えばレッドソックスがライオンズと交渉しても今は規制がものすごく大きいわけで、ここをもっと緩和しないといけないと思います。そしたら、選手自身のモチベーションももっと上がるかもしれない。


 まあとにかく、久しぶりに本気の野球を見て面白かったです。早くメジャーのシーズンが始まらないかな。ヤンキースがみたいので。


koume