フランス>ボルドー地方>メドック地区>サン・ジュリアン村
メドック格付け第2級
品種:カベルネ・ソーヴィニヨン主体
価格:わからないけど、70年ヴィンテージは25000円くらいらしい
飲んだ日:06.3.5
個人的評価(10点満点):


 先日、某酒店店長と、ものすごい久しぶりにワイン会をしました。その時、その店長が出してくれた秘蔵のお宝がこれです。
 ちなみに、お宝はもうひとつあったのですが、それの紹介は次の機会に。


 72年ヴィンテージは初めてでした。これまで私が飲んだ中でも、最も古いワインになりましたね。ちなみに今まで飲んだことのあるオールド・ヴィンテージのワインといえば1977のシャトー・フェラン・セギュール、同じく77のヴィンテージポート、1976のブルゴーニュ・ルージュ(ロベール・アルヌー)くらいです。
 1972年ってのは聞くところによるとかなりのバッドヴィンテージらしく、ほとんど77に匹敵するそうで、ワイン会の最初の題目は「72ラスカーズを悼む会」になっていました(笑


 さてワイン自体は、外観はお世辞にもいい状態とはいえないものでした。エチケットはかなり汚れているし、キャップシールは瓶に張り付き、コルクも相当カビてぼろぼろになっていました。抜栓も相当大変でした。
 グラスに注いでみると、色はかなり枯れています。まあ当然といえば当然ですが、しかし76のピノ・ノワールよりは濃い色でした(そりゃそうだ)
 ただ、香りは、色ほどは枯れていなくて、結構強い香りを放っていました。


 しかし味わって、びっくりしました。味も枯れているかと思いきや、もちろん多少は薄くなっていたのですが、結構美味しかったんですね。
 こういう、飲み頃を遥かに過ぎたワインは、あけてからしばらくするとすっぱくなりすぎてのめないものですが、そういう意味でも結構長持ちしてて、ボルドー上級ワインの意外な力強さを感じました。


 レオヴィル・ラス・カーズは、逆浸透膜法でのエキス濃縮など、最新技術を積極的に用いるシャトーとして有名ですが、さすがそれだけでは2級格付けにはならない。もちろんそういう技術がなかった時代のワインを飲んで、素晴らしいのは技術そのものではなく、ワインにかける情熱なのだという当たり前のことを再確認させてもらいました。いや、いい経験でした。


koume