テレビでも、いまだに「ちょっと心配」とか、そういうことを言う消費者(たいていオバサン)の姿が放送されたりしますが、あんなもの大丈夫に決まってるんだよ。中国産とかのほうがよっぽど不安(中国産の牛肉なんかほとんど入ってないけど)。
狂牛病被害が一番大きかったのはイギリスですが、死者が151人。しかし、危険部位を食べた量でいうと、どうやら全てのイギリス国民が、牛が狂牛病で死ぬ量の1000倍を食べていたらしい。それでも、イギリス国民は全滅していない。
http://www.ne.jp/asahi/ecodb/yasui/@Week0512.htm#12073
つまり、危険部位であっても、多少なら食べたとしても(ほとんど)問題はなく、しかも危険部位はほぼゼロに近いほど除去されて輸入されるのだから、狂牛病リスクはほぼゼロといっていいと思う。食べすぎによる肥満の方がよっぽどリスクが大きいくらい。
「それでもゼロではないんだから、不安」という消費者の姿はよくテレビに出ますが、はっきり言って馬鹿としか思えない。それだったら、交通事故に遭う確率のほうがよっぽど大きい。交通事故に遭う確率はゼロとはいえないから、家から一歩も出られないということになる。もっとも家にいても、火事になるとか地震が起こるという可能性もゼロではないし、突然脳卒中の発作が起こる可能性もゼロではないから、不安ならば生きていてはいけないということになりますが。
「可能性がゼロではない」という言葉は危険です。なぜなら、可能性がゼロという事態は世の中にほとんどないからです。全ての事柄は、わずかずつ起こりうる可能性を持っているからです。普通の生活の上では、「ほぼゼロ」といわれたら、イコールゼロとして無視するのが正しい。まともな科学者は、「絶対ない」「必ずある」というような断定を避けがちですが、それはそちらの方が正確だからです。
農薬リスクに関してもほとんど同様なのですが、野菜などに関して異様に神経質になる消費者がいまだにいるのはびっくりです。科学的な思考から恐ろしく遠い、ほとんど幼児がおとぎ話の妖怪に怯えるようなものなのですが、そういう人が「消費者代表」だったりする世の中はなんとも・・・
koume