今まさに、テレビのニュース番組を見ております。政治家も出ていて、なにやら喋っておりますが、番組そのものも含めて「うまいなぁー」と思うことがあります。もちろん、うまいと言っても、ずる賢いとかそっちの方の意味ですが。
問題そのものについては、まあ大氷山の超一角って感じですね。おそらく業界全体でずーっと隠し続けてきたことで、なぜここでばれたのかがよく分かりません。もしかしたら、見せしめというかトカゲの尻尾切りだけのつもりだったのが、予想外に広がりすぎてる状態なのでしょうか。
私は数年前、設備屋の現場管理として建築現場に入っていたこともあるのですが、まぁ明らかにおかしいという現場はありましたよ。主にマンションなんかですが、住宅にはあんましそういうのはなかった感じですね。以前遭遇して笑ったのは、あの帽子の社長で有名な某マンション。大雨降ってる中、コンクリ打ってましたからね(もちろん屋外)。セメント部分が流れまくって、ほとんどただの砂利状態。型枠外した後、見た目だけ左官補修。会社の先輩に聞いたら、「まあ普通はありえない」とかね。そういうの何回もあったなあ。
で、テレビを見てて政治家が連呼してたのは「国民の皆さんもほんとに怒りに包まれてると思いますが」・・・ってねぇ、すごく違和感を感じたんですよ。国民って誰のことを指してるんですか?少なくとも、耐震偽造の件では俺はちっとも怒ってないぞ。というか、本気で怒っている人はマンション住民の方たちだけでしょう。「だからたいした問題ではない」なんていうつもりは全くありませんが、国民だなんて括りはあまりにも大きすぎる。
割と大きな不正とか汚職事件が起こるたびに「国民全体の・・・」という言い方がよく使われるわけですが、本当に日本国民全員に関係ある問題なんて滅多にないわけですよ。それでも、国民全体がどうとかいうのは何故か。
今回の場合は、住民の保護に税金が投入されるじゃないですか。それのせいでしょう。問題は国民全体のことであるという風に話を拡大させて、税金を投入する言い訳をつけようとする行為でしょう。「対象となるマンション住民は怒りに包まれています」という報道の後に「税金投入」となったらいかにも反対が大きそうだから、ごまかしてるわけですね。
何で、俺が払った税金で、見も知らんマンション住人の家賃を払わなくちゃいけないんですか。偽造は悪いことですが、それとこれとは話が別です。天災ならともかく、完璧な人災で税金投入なんて、新潟地震で壊滅的な被害を受けた農家は逆に怒るぞ。あっちの損害は億規模なんだからよ。
そういう意味では、「国民の皆さんもほんとに怒りに包まれてる」かもしれない。まぁ今後の話ですけど。
koume