春は違うんですけど、夏は米農家は雨降ったら休みです。や、必ずというわけじゃないですけど(^^;
米農家の、夏の仕事は主に雑草への対処、水の管理です。
雑草をどうにかする時はまぁ、除草剤が多いんですけど、除草剤ってわずかでも雨が降ると効かないんですよ。霧雨みたいなヤツでも、草が濡れてしまうようなものだったらダメ。除草剤は簡単に薄まってしまい、ほとんど効かなくなるんです。もともと、結構薄い濃度で使ってるものなのです。
水管理の場合は、たいていはまぁ枯れた田んぼに水を入れる作業です。水をわざと減らして田んぼを乾かしてしまうっていう作業もあるんですけど、大掛かりなものはそうそうしょっちゅう何回もする仕事じゃないし、簡単なものならあっという間に終わる(田んぼ1枚当たり5分や10分とか)のでほとんど勘定には入らないかな。で、雨が降ってるならば、水は空から勝手に入ってるようなものなのでわざわざ用水をどうにかして田んぼに水を引き入れる作業はいらないです。
非農業者の友達や知り合いに、「百姓は雨降ったら休みだよー」とかいうと、よく「いいなぁ」「うらやましい」とか言われて、まぁこっちも冗談で「いいだろ~」って応じることもあるんですけど、でも実際にはそんなによくないですよ。
例えば、「天気予報で、雨マークがついてる日は休み」とかならまだいいんですけど、「雨が降ったら休み」ってことは、当日が休みかどうかはその日になってみないとわからんって事です。明日の降水確率70%とかでも、イチローがノーヒットで終わる日もあるように、実際には曇ってるだけで雨なんかさっぱり降らないって日もあります。そういう時はもちろん仕事です。
また、2週間後の予定なんかもちろん決められません。いや、1週間でも無理、つか明日の予定も決められません。遊びの予定を、計画することが難しいんですよね。
あと、午前中は晴れてても、昼から雨降ってきたら休みとか、しばらくして止んだらやっぱり再開とか、朝は降ってても昼から晴れる予定だから待機とか、要するに一日のんびりできる日ってかなり少ないですね。
生き物相手だから、しょうがないのは当然ですけど、一週間に2日休めることがわかってるサラリーマンのほうがよっぽど楽ですよ、休みに関しては。6月とか10月とか、くそ忙しい月はほんとに一ヶ月31日びっちり仕事するし。
しかし実は、冬はほとんどずーっと休みだったりします(^^)販売の仕事はあるんですが。まぁそんなに忙しくないし。
だから、労働日数を計算すると(農業だけで)、年間200日とかだったりします。均せば結構な休日数ですが、まぁ分布が極端なんですよね。そういう場合は均すことのほうが間違ってるんですが、世の中なぜか知らないけど「平均」を取りたがる人はいっぱいいて、「週休2日でやる農業」みたいな本を書く評論家は結構いるわけです。そんなの無理だっつの
koume