昔から「百薬の長」とされてきた日本酒ですが、確かに毎日適度な晩酌を楽しむ人に長寿な方は多いですね。
それは何故でしょうか。ここ最近、日本酒の効能メカニズムが解明されつつあり、適度な飲酒は心臓病やガン、骨粗鬆症、老化・痴呆などの発症リスクを下げるというデータが疫学的研究により認められ、発表されています。日本人の健康志向・・・健康になりたいという気持ちは、サプリメントなどの健康食品の成長を見ても明らかなように、すっかり定着しているといえます。健康になるためにお酒を飲むわけではありませんが、自然な食品である日本酒はサプリメントよりも身体にもオイシイものであると、私は思っています。健康を維持するだけではなく、精神的な元気をももたらしてくれる日本酒の効能についてこれから少しずつ上げていきたいと思います。

日本酒は健康に悪い(悪酔いする、次の日に残る)というイメージがまだ定着しているようですね。それは大抵が「三倍醸造」や質の悪いアル添の酒のせいであるのですが。本物の日本酒・・・適量の純米酒は身体にもオイシイんです(^^

アミノ酸、あれこれ買うより日本酒飲もう!
人間の体は水を除き、ほとんどがタンパク質でできています。例えば酵素、皮膚、筋肉、内臓などです。
このタンパク質の元となる成分がアミノ酸です。アミノ酸には多くの種類がありますが、人間が生きていく上で必要なアミノ酸は20種類程度です。このうち人間の体内で合成できる11種類のアミノ酸を非必須アミノ酸、体内で合成できないものを必須アミノ酸と呼び、それらは食品からの摂取が必要です。

最近の健康志向から、サプリメントでアミノ酸を取るのもあるようですが、それならば日本酒を飲んでみてはどうでしょうか。米と米麹からなる日本酒には米や発酵由来のアミノ酸が豊富に含まれています。それぞれのアミノ酸にはそれぞれの効能があり、それはウェブで検索すれば出てくると思います。そしてお酒の中でも特に多くのアミノ酸を含むのが日本酒です。適量の純米酒は多くの生活習慣病の予防に有効だということも解明されています。一日二合、ほろ酔い気分でアミノ酸の恩恵に預かる、これこそ一石二鳥ですよ(^^

参考文献
財団法人 日本健康・栄養食品協会 Effects of seasonings on the stability of ascorbic acid in a cooking model system.(J Nutr Sci Vitaminol (Tokyo). 2004 Dec;50(6):431-7.)
Polyamine content of ordinary foodstuffs and various fermented foods.(Biosci Biotechnol Biochem. 1997 Sep;61(9):1582-4.)

suzu