私は焼酎はあまり飲みませんが、現在の焼酎ブームについて思うことをちょっと書いてみます。
本人がかなり日本酒に傾倒してるので、独断・屁理屈・愚痴満載です(^^;
焼酎が好きな方、ごめんさない(汗
農水省が発表した日本人一人当たりの年間米消費量は59.5kgで、戦後最低を記録しました。これは10年前と比べて約10kg減少しています。同時に日本酒の出荷量も、米飯と軸を一にするかのように過去最低を記録しています(12年間で30%も減少)。
その中で、アルコール消費量では焼酎がトップになり、現在、第三次焼酎ブームと呼ばれる大ブームを巻き起こしています。中でも乙類「本格焼酎」は人気の的で、魔王や森伊蔵のようにほとんど入手不可能な銘柄もいくつかありますね。
焼酎は日本における蒸留酒の「国酒」であり、醸造酒の「国酒」が日本酒(清酒)である、と言われています。
米と水と麹でお酒を造るのは世界でも日本だけです。農耕の始まりと共に始まったと言われてます。
そして、焼酎といえば鹿児島県ですが、造られるのは主にいも焼酎(サツマイモ)です。17世紀頃から始まりました。サツマイモは世界中で栽培されているにもかかわらず、鹿児島以外でサツマイモから焼酎を造っているところはありません(唯一の例外は伊豆諸島)。同じように、米焼酎は熊本県で生まれました。沖縄県(琉球王朝)では泡盛ですね。泡盛は世界最古の蒸留酒とも言われています。
注:焼酎の製法自体は世界各地にありますが、原料が違うだけで。
このように、日本酒も本格焼酎も伝統を持つ「国酒」でありながら、なぜ焼酎だけが人気なのか。
ひとつは、第二次焼酎ブームではまだあった「臭い、強い、飲みづらい」というイメージが払拭されて、「フルーティー、ほのかな甘味を持つ、飲みやすい」ものになったこと。
ふたつは、ライト感覚のビールや缶チューハイに慣れた若者の味覚に、日本酒の臭いやコクが合わないこと。
みっつは、ある健康テレビ番組やマスコミによる「血液サラサラ効果」の健康イメージで人気に拍車をかけたこと。
よっつは、甲類焼酎の出荷量、消費量が増えたこと。
日本酒は焼酎よりも長い歴史を持つ伝統技術の酒で、かつ原料が米と水と麹だけであるために、ひとつめの理由のようにその味を劇的に変えることは難しいといいます。まぁ普通酒のように醸造用アルコールや糖類を添加したものであれば、甘い酒も飲めるでしょうが・・・。
今や、消費される日本酒の9割近くはこのような普通酒・本醸造酒なので、本当に美味い日本酒に会えること自体が希少なのかもしれません(^^;若者は初めて飲む酒はそのような安い酒なのが一般的なので、日本酒といえばきつい臭いがするお酒、として敬遠するのでしょう。
サントリーによれば、焼酎が人気を博した一因に、焼酎の臭いや原料のクセを抑えてまろやかさだけが残った、ノド越しのよい焼酎ができる技術革新の影響が大きいそうです。この方法は昭和40年代にはすでに確立していたのですが、このような無個性的な焼酎の需要は大してなかったようです。
ちなみに甲類焼酎は何度も蒸留をするため、無色透明で無味無臭、クセのない味わいが特徴です。要するにカクテルやサワー、果実酒などに使われます。そんな甲類焼酎が増加したのも、上述のことが背景にあるのかもしれません。
みっつめの理由ですが、アルコールはアルコールに過ぎないのであり、焼酎でも日本酒でもビールでも飲みすぎれば結局は同じです。特に焼酎はクセも少なくノド越しもまろやかになっているため、飲みすぎる危険性もあります。また、蒸留酒である焼酎は大部分がアルコールや香り成分ですが、醸造酒である日本酒はあらゆる酒の中で、アミノ酸や有機酸をもっとも多く含んでいます。アミノ酸の効能については、検索すれば分かると思うのでここでは書きませんが、「血液サラサラ効果」は日本酒にもあり、加えて「美肌効果、老化抑制、ガン細胞の抑制効果」なども認められています。
いかにマスコミの影響が大きいか、よく分かりますね(^^;
アルコール消費量における若者の消費量はかなりのものですから、第三次焼酎ブームは若者の嗜好性の変化を表わしたものであるとも言えます。そこにマスコミによる書き立てで一気に白熱したのでしょう。
焼酎あるいは日本酒どちらかに偏ることについては異存はありません。私なんかワインと日本酒だけしか飲みませんからネ(^^;
今まで地酒ブーム、吟醸ブームも起こっては消えましたし、最近は6年前にポリフェノールの件で赤ワインブームが起こりましたが、結局は消えました。今の焼酎ブームを見ていると、焼酎を知らないあるいは日本酒を知らない『焼酎党』『日本酒党』にはなりたくないとつくづく思います。
ちなみに、第一次ブームは昭和30年代後半の甲類焼酎(ホワイトリカー)。第二次ブームは50年代の乙類焼酎。ここでビール、清酒に次ぐに第三の国民酒としての地位を確立。それまでは「地方の酒」であった。
suzu
本人がかなり日本酒に傾倒してるので、独断・屁理屈・愚痴満載です(^^;
焼酎が好きな方、ごめんさない(汗
農水省が発表した日本人一人当たりの年間米消費量は59.5kgで、戦後最低を記録しました。これは10年前と比べて約10kg減少しています。同時に日本酒の出荷量も、米飯と軸を一にするかのように過去最低を記録しています(12年間で30%も減少)。
その中で、アルコール消費量では焼酎がトップになり、現在、第三次焼酎ブームと呼ばれる大ブームを巻き起こしています。中でも乙類「本格焼酎」は人気の的で、魔王や森伊蔵のようにほとんど入手不可能な銘柄もいくつかありますね。
焼酎は日本における蒸留酒の「国酒」であり、醸造酒の「国酒」が日本酒(清酒)である、と言われています。
米と水と麹でお酒を造るのは世界でも日本だけです。農耕の始まりと共に始まったと言われてます。
そして、焼酎といえば鹿児島県ですが、造られるのは主にいも焼酎(サツマイモ)です。17世紀頃から始まりました。サツマイモは世界中で栽培されているにもかかわらず、鹿児島以外でサツマイモから焼酎を造っているところはありません(唯一の例外は伊豆諸島)。同じように、米焼酎は熊本県で生まれました。沖縄県(琉球王朝)では泡盛ですね。泡盛は世界最古の蒸留酒とも言われています。
注:焼酎の製法自体は世界各地にありますが、原料が違うだけで。
このように、日本酒も本格焼酎も伝統を持つ「国酒」でありながら、なぜ焼酎だけが人気なのか。
ひとつは、第二次焼酎ブームではまだあった「臭い、強い、飲みづらい」というイメージが払拭されて、「フルーティー、ほのかな甘味を持つ、飲みやすい」ものになったこと。
ふたつは、ライト感覚のビールや缶チューハイに慣れた若者の味覚に、日本酒の臭いやコクが合わないこと。
みっつは、ある健康テレビ番組やマスコミによる「血液サラサラ効果」の健康イメージで人気に拍車をかけたこと。
よっつは、甲類焼酎の出荷量、消費量が増えたこと。
日本酒は焼酎よりも長い歴史を持つ伝統技術の酒で、かつ原料が米と水と麹だけであるために、ひとつめの理由のようにその味を劇的に変えることは難しいといいます。まぁ普通酒のように醸造用アルコールや糖類を添加したものであれば、甘い酒も飲めるでしょうが・・・。
今や、消費される日本酒の9割近くはこのような普通酒・本醸造酒なので、本当に美味い日本酒に会えること自体が希少なのかもしれません(^^;若者は初めて飲む酒はそのような安い酒なのが一般的なので、日本酒といえばきつい臭いがするお酒、として敬遠するのでしょう。
サントリーによれば、焼酎が人気を博した一因に、焼酎の臭いや原料のクセを抑えてまろやかさだけが残った、ノド越しのよい焼酎ができる技術革新の影響が大きいそうです。この方法は昭和40年代にはすでに確立していたのですが、このような無個性的な焼酎の需要は大してなかったようです。
ちなみに甲類焼酎は何度も蒸留をするため、無色透明で無味無臭、クセのない味わいが特徴です。要するにカクテルやサワー、果実酒などに使われます。そんな甲類焼酎が増加したのも、上述のことが背景にあるのかもしれません。
みっつめの理由ですが、アルコールはアルコールに過ぎないのであり、焼酎でも日本酒でもビールでも飲みすぎれば結局は同じです。特に焼酎はクセも少なくノド越しもまろやかになっているため、飲みすぎる危険性もあります。また、蒸留酒である焼酎は大部分がアルコールや香り成分ですが、醸造酒である日本酒はあらゆる酒の中で、アミノ酸や有機酸をもっとも多く含んでいます。アミノ酸の効能については、検索すれば分かると思うのでここでは書きませんが、「血液サラサラ効果」は日本酒にもあり、加えて「美肌効果、老化抑制、ガン細胞の抑制効果」なども認められています。
いかにマスコミの影響が大きいか、よく分かりますね(^^;
アルコール消費量における若者の消費量はかなりのものですから、第三次焼酎ブームは若者の嗜好性の変化を表わしたものであるとも言えます。そこにマスコミによる書き立てで一気に白熱したのでしょう。
焼酎あるいは日本酒どちらかに偏ることについては異存はありません。私なんかワインと日本酒だけしか飲みませんからネ(^^;
今まで地酒ブーム、吟醸ブームも起こっては消えましたし、最近は6年前にポリフェノールの件で赤ワインブームが起こりましたが、結局は消えました。今の焼酎ブームを見ていると、焼酎を知らないあるいは日本酒を知らない『焼酎党』『日本酒党』にはなりたくないとつくづく思います。
ちなみに、第一次ブームは昭和30年代後半の甲類焼酎(ホワイトリカー)。第二次ブームは50年代の乙類焼酎。ここでビール、清酒に次ぐに第三の国民酒としての地位を確立。それまでは「地方の酒」であった。
suzu