koumeです。

「スーパージャンプ」紙上で連載されている、そのものずばり「バーテンダー」のマンガです。
フランス帰りの「神のグラス」を作るといわれる若き天才バーテンダーが、日本のバーでいろいろな体験をしていく・・・と言うお話で、原作はあの名作「ソムリエ」と同じ城アラキ氏。

マンガ自体は面白くておすすめなのですが、なんか首をひねる設定が多いところが気になります。
主人公は元、パリの一流ホテル(リッツと思われる)でチーフバーテンダーを勤めた経歴を持ち、しかも相当の高い評価を得ていたらしいのに、それほどのバーテンダーがたかが日本の一流バーテンダー(失礼)程度に「君は完璧には程遠い」「このままでは君は3流バーテンダーで終わる」などと言われているのはどうなのか?
や、バーテンダー業界に詳しいわけじゃないので、日本のバーテンダーのレベルは知らないんですけど、かなりの天才バーテンダーといわれて登場したわりには結構けちょんけちょんにやられるのがどうも・・・いや、順風満帆にいかれちゃマンガにならないのかもしれませんが(笑

また、そんな主人公の年齢が確か26歳で、10代のうちにフランスに渡ったらしいんですけど、法的に酒を飲むことは許されない(少なくとも日本では)10代でまさかカクテルの修行のために留学とも思えんし、そしてパリの星つきホテルって20代そこそこの外国人でもチーフバーテンダーを任せてもらえるような場所なんだろうか??

主人公がおっさんではロマンスも描きにくいし、そもそも青年誌的ではない(笑)という事情を差っぴいても、もう少し何とかならないか、とは思うんですけどそれでも2巻が楽しみなマンガです。

ところで、同じ雑誌でやっている「王様の仕立て屋・サルト・フィニート」、すごく面白いマンガなんですけど、もっとうまい絵を描いてもらわないと仕立て服のよさがいまいち・・・(^^;