A:汽車は闇を抜けて光の海へ | A~T~Wのブログ

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アニメ・旅行・ワインのことを、まーったり語ります♪

松本零士先生の訃報を聞きました。
わたしが一番漫画を読んでいた時期には、相当数の作品を読んだものです。
他の誰にも似ていない、とても個性的で印象深い絵柄ですよね。
また、もともとアニメ、特にSF系が好きですから、先生原作の作品はTVも映画もほとんど観ているはず。
独身の頃住んでいた家のわたしの部屋は北側で、昼間でもちょっと暗めだったんですね。
その壁に、『銀河鉄道999』『キャプテンハーロック』『千年女王』などなど映画のポスターを貼りまくったものだから、ドアを開けるとそこは宇宙空間でした……遊びに来た友人がちょっと引いていたのを覚えています~あせる
宇宙空間をバックに描かれた女性キャラのポスターは、どれも本当に美しかったなぁ。
久しぶりに、あの部屋の風景をしみじみ思い出しました。
松本先生の作品は宇宙を舞台にしたものばかりではありませんが、やっぱり印象が強いのは宇宙。
「星の海に旅立たれた」という表現は、まさしく先生にふさわしいと思います。

作品としては、『銀河鉄道999』がもっとも好きです、ドラマ性が高く、深く考えさせられる内容ばかりでした。
池田昌子さんのメーテルは、とてもとても魅力的で。
TVアニメの主題歌は、今でも思い出すとじ~んとしますね。
劇場版、ゴダイゴの軽快なメロディーも良い曲だと思うけれど、わたしはやっぱりTV番のOP、EDが好きです。
『キャプテンハーロック』にも、かなりハマったなぁ~。
ハーロックがカッコ良かったのは無論だけど、キャラクターの多い作品で、それぞれの個性的な描かれ方も大変面白かったです。
あと、原作というよりキャラデザだと思うのですけど、『ダンガードA』とか『スタージンガー』なんかも、楽しんで観ていた覚えがあります。

多くの素晴らしい作品を残された先生ですから、関係のあった方々の追悼のコメントもたくさん読みましたが……。
我知らずもらい泣きしたのは、ちばてつや先生の「君も逝ってしまったのか」という言葉。
若い方々は、イマイチピンと来ないかも知れないけれど……わたしの胸にはズーンと響きました。
親しい友人を亡くすということは、生きている限り誰でも遭遇する悲しみです。
そして、自分自身が長く生きれば生きるほど、その悲しみは多くなってしまうという理不尽。
人は誰でも幸せ探す旅人のようなもの……「999」のOPの歌詞ですが、悲しみばかりが増えないよう、「青い小鳥」を探し続ける旅は、一生続いていくのでしょう。
合掌。