旅行に行っていたのですが、
その際デュッセルドルフ空港で
犬のキャリーバッグの件でかなり揉めました。
ルフトハンザなどヨーロッパの航空会社のほとんどは
小型犬はソフトキャリーに入れて機内に犬を
連れて行くことができるのですが
それぞれ高さや形状などいろいろと規定があります。
※日本の航空会社は残念ながら機内持ち込みできません。
※犬の持ち込みは事前申請必要、追加料金必要。
ドイツに赴任してくるときはルフトハンザ利用で
事前にキャリーの形状・大きさ等の条件を確認し
わざわざ新しいソフトキャリーを購入してきました。
成田~ミュンヘンは問題なく乗せられました。
さらに昨年末ポルトガル旅行に連れて行った際も
そのキャリーバッグでフランクフルトからリスボンまで
往復しましたが、なにも問題なし。
それなのに、デュッセルドルフ空港では
「このBAGは既定のキャリーバッグじゃない、
これでは乗せられない。」の一点張り。
は?
いつもこのバッグで飛行機乗せてますけど?
あなたがたルフトハンザですけど?
ミュンヘンもフランクフルトもOKでしたけど?
「それは私たちのミスだわ。でも同じミスは二度と
起こせない。これはNO。乗せられない」
頑固なおばさん。
普段おとなしいKさんもこの時ばかりは
切れて、「納得いかない」「これは規定通りの
BAGで、こちらに落ち度なはい」と対立。
だってNOだと言われたって、いまから他の
キャリー用意できないし、旅行行けなくなっちゃうの?
どうするのよ?と怒りと困惑でいっぱいに。
おばさんだけではらちが明かず、
偉いっぽいおじさんも登場。
「底が丈夫でなければいけないし、
ウォータープルーフじゃなければいけない。
(万が一のオシッコ等に備えて)」
というので、底にプラスチック板が入ってて
頑丈だとか、内側はこんな風にちゃんと
ウォータープルーフ加工になってますよ!とか
説明する私たち。
「犬用のスペシャルなキャリーバッグなんですってば!!」
と、何度も何度も繰り返す。
おばさんも「おしっこしたらどうすんのよ、
おしっこが・・・」ばかり言ってくるので
かなりイライラ。
だから! おしっこしても大丈夫なやつなの!
そもそもそんな粗相しないし、したことないし!
あまりに粘られたので仕方ない、という表情で
「今回だけはOK」と許可を得て
無事手続きは完了したのですが、
別に私たちが粘り勝ちしたわけではないし、
本来規定通りのちゃんとしたキャリーバッグなのに
なんでここまでダメダメ言われたのか、
本当に不愉快。
私が予測するに、私たちが日本で買ってきた
日本のメーカーのキャリーバッグはかなり
カジュアルでカワイイデザインのもので、
言われないと中に犬が入っているとは思えないような
普通のショルダーバッグに見えるものだったので、
犬用キャリーではない普通のバッグに
犬を突っ込んでるだけだと思われたのだと思います。
でも、本当はしっかりした作りのもので、
ウォータープルーフ、空気穴、メッシュと布のダブルの
ふた付き、サイドも両側にメッシュ加工、洗える底板など
かなり機能的で旅行もOKな内部構造になっている。
それが全然理解してもらえなかった。
問題になったキャリーバッグはこれ。
んー。たしかにキャリーバッグにしてはかわいすぎるのよね。
ヒッコリーデニムにパッチがいっぱいついてて、
パンツをリメイクしたようなデザインがかわいくて
私が一目ぼれしたバッグ。
キャリーバッグというと、ドーム型で前後に入り口があって、
みたいなのが普通だし、言わなければここに犬が入ってると
誰も気づかない。
そのおかげで犬禁止の施設に何度かこれを担いで
侵入したこともある。笑
さらには犬有料のホテルのチェックインで、犬の存在に
気付かれず、犬の代金を払わずに済んでしまったことも
あったし。(ごめんなさい)
空港の人も「いかにも犬入ってるキャリーバッグですよ」
というオーソドックスなものじゃないと納得いかなかった
みたいです。
それにしても頭硬すぎ、融通きかなすぎの
デュッセルドルフ空港。
旅行に行く前からグッタリ疲れてしまったのでした。
(ちなみに帰りのブタペスト空港のルフトハンザでは
いつも通りなんにも言われなかった。
やっぱりデュッセルドルフだけ厳しいのよね)
そして、本帰国のときにも、
宿敵デュッセルドルフ空港から犬を乗せるため
またモメるのは嫌だということで
ドイツのアマゾンにて
「ヨーロッパ基準の」「飛行機対応の」
キャリーを買ってやりましたよ。
「JETSET(ジェット族用)BAG」と
ラベルも貼ってあるし、
これなら文句ないだろ!!!
※JETSET=ジェット族とは
ジェット機で世界中を飛び回る人たち(富裕層)のことだそうです。
(ビークルのchinese jet set 脳内再生中…)
JETSET BAG!!!!
今度おなじオバサンだったら、このタグ見せて
「この紋所が目に入らぬか~!!」って
見せてやりたいわ。
慣れさせるために部屋に置いていたら
すぐに気に入ったようで、
一日中このキャリーで過ごすようになり。
暗くて狭いところが好きなんです。
落ち着くみたいです。
(ネコか・・・?)
デュッセルドルフはドイツの中でも
人がやさしくない、ツンとしてる、ことで
有名ですが(ほかの地方のドイツ人から
からかわれるほど)
ほんとに融通が利かなくて意地悪としか
思えないような対応で
ひさびさにカッとなりました。
思い出すだけで腹が立つわ。
まぁ、ドイツではこういうことも多々あるので
相当強くなりましたけどね。 笑
これからドイツに犬連れ赴任される方は
お気を付け下さい。