悪夢のような、というか、絶望。
完全にポッキリふたつに折れた心を
ワクワク心だけで押し上げながら、そしてしっかり者のKさんに
支えられながら、ないたりわめいたり愚痴ったりしながら、
早朝にコインランドリーにベットリネンを洗いに行ったりしながら、
自分であんまり言いたくはないけど、
ほんとうに、めずらしく、頑張った。
まあ、そんな洗濯機エピソードはまた次の機会に語るとして、
友人ちゃんが来たのです。
わいわい。
個人が特定されるためあまり多くは語りたくはないけど、
友人というよりは妹のような存在であり、仲間であり、
Kさんと私と彼女の3人でいつもどこでも一緒に出かけたり
突然夜中に呼び出して飲みに行ったり、
私たち夫婦にとってとても大事な存在である友人ちゃん。

大量のお土産を持ってきてくれました。ありがとう。
懐かしい日本のお菓子たちや、ラーメン、リクエストした焼酎、
リクエストした文具(ボールペンの替え芯とか)、
さらには大好きなバンドのライブTシャツまで。
たくさんたくさんありがとうございます。
到着が夜遅かったので、用意していた軽いご飯で乾杯し、
初日は早めに就寝。
12月4日夜から9日昼までの滞在なので実質動ける日は
間の4日間だけ。これは効率的に動かねばなりませんな。
今回の目的はクリスマスマーケットめぐり・ショッピングだったので
それを中心にね。
まだ時差ぼけの残る2日目の12月5日は遠出はせず、
デュッセルの市内観光へ。
タワー大好きな友人ちゃんとともにラインタワー周辺に出かけました。
ラインタワーの向こう側にはメディエンハーフェンという再開発地区があり、
観光スポットの少ないデュッセルドルフの新しい見所として
注目されています。(絵葉書などにも良く登場します)
メディエンハーフェンには建築家フランク・O・ゲイリーの現代建築が
並んでいます。
建築にはあまり詳しくないのですが、建築界のノーベル賞にあたる、
プリツカー賞も受賞している超有名建築家だそうです。
最近ではフェイスブック社の新しいオフィスも手がけたとのこと。
そんなオッシャレーなメディエンハーフェン地区ですが、実は私も
初めて行きました。
友人などで行ったことがある人に聞いても、「建物はおもしろいけど・・・」
と言葉を濁すもので、期待していなかったのです。
実際、商業施設があるわけではなく、オフィスや住居として使われている
建物が並んでいて、少しオシャレなレストランやカフェがあるくらいで、
ゆっくり建物を見て歩いても30分ほどで見終わってしまうようなところ。
でも。
私はとっても気に入りました。そして友人ちゃんもとてもテンションが高かった。
そう、ふたりとも建物の写真を撮るのが大好き。



広角レンズを持って行っていたので、絵葉書のようなラインタワー入りの構図も撮りました。

かっちょいいーー。ゲイリーさん、すごーーい。
私も友人ちゃんも同じオリンパスPEN持ちなので、ふたりでいろんなモードや
露出・絞りをためしてみたり、レンズを交換こしたり、
楽しい撮影会となりました。
デュッセルには写真友達がいないからなぁ。
(写真友達募集中!一緒に写真撮りにいってくれるかた、メッセージください。笑)


カラフルなひとが登りまくっている建物とか。

モンドリアン柄の派手なビルとか。
お互いに特に会話もなくもくもくと撮影会。笑
気心の知れている相手だと、こういうことが出来ちゃうのがラクでいい。
無駄に話題を引き出したり、話をつなぐ努力をしなくていい、そんな人が
私の理想の友達なのです。(口下手なのでね・・・)

タワー好きの友人ちゃんのために、高所恐怖症の私がはじめてラインタワーにも
登りましたよ!
タワーの高さは240m、展望台は160mということでそれほど高くはないのですが、
やっぱりダメです。笑
でもしばらくすると徐々に慣れてきて、上から撮った街がミニチュアのように
見える「ジオラマモード」で街を撮影したりしました。

ドイツの建物、やっぱりかわいらしい。
ラインタワーのあとは、ライン川沿いを歩いてアルトシュタット(旧市街地)方面へ。

いつも見慣れた景色でも、一緒に居る人によって見え方も変わるんだなぁと
実感。
街がおどろおどろしく写る「ドラマチックモード」で撮った写真もおもしろかった。

ドイツにいる間にもっとたくさんたくさん写真を撮りたいなぁと思えた大満足な一日でした。