ベルリン旅行(3) | ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ

ドイツ・メアブッシュにて☆2人と2匹で暮らすドイツ

2012年3月末、
旦那様の転勤でチワワ2匹を連れて神奈川県から
ドイツ・メアブッシュ市へ引っ越してきました。
初の海外生活でわからないことだらけで
ドキドキの毎日です。。。
日々の珍道中、犬のことなど綴っていきます。

 ベルリン2日目、後半戦。(午後)

私が一番行きたかった、「自然科学博物館」へ。

 
じゃーーーん!!

ブラキオザウルスの世界最大の骨格展示があります。

ギネス認定です!! 高さ13メートルもあるの。

おおきかった~^^

この骨格展示をするために、建物の天井を改築したんだそうです。

子供のころから恐竜が大好きで、大人になってからも

上野の恐竜博とかよく行ってました。

ちなみに好きな恐竜はステゴザウルスやアンキロザウルス等

ごつごつ、とげとげ系です

このほかにも標本・骨格展示・鉱物などいろいろ展示があり、

とてもおもしろかったです。

なかでも、剥製の作り方を展示しているコーナーがとても

興味深かった。(ちょっとグロいかも)
 
動物の皮をはいで、中身と同じ大きさのハリボテを作って

縫い合わせて・・・

 
カタログに載っているガラスの目と、実際に生きている動物の

写真の目を見比べながらどれにするかチョイスする作業。

いろんなオメメがある~

この日はやっていませんでしたが、子供向けの「虫の標本作り体験」コーナーや

「発掘体験」コーナー(砂場をブラシで掘っていくと、骨のレプリカが出てくる)も

あって、お子様連れにもオススメです。


自然科学博物館のあとは、ベルナルアー通りにある、

ベルリンの壁記録センターへ。

ベルリンの壁の一部が残され、向かい側に資料館があります。

 
壁を越えようとして命を落とした人たちの写真が飾られ、

資料館の中でも当時の肉声テープやフィルムが流れ、

英語とドイツ語のみの展示ですべて理解は出来ないものの、

壁越しに面会をする引き裂かれた家族の写真などには

胸が痛くなりました。

記録センターの屋上からは壁を見下ろすことが出来ますが、

高所恐怖症の私はすぐにギブアップしてKさんを残し、

下のアイス売りのおじさんからアイスを買ってひとりで食べてました。笑


予定より早めに回れたため、「いけたら行きたい」と言っていた、

「新博物館」へ。

博物館の島と呼ばれるミュージアムが集まる一帯にあります。

(上野の森みたいな感じ)

この博物館は戦争で破壊され、2009年に再建されたばかりで、

主にエジプトのコレクションがメインとなっています。

そのなかには、ガイドブックにも必ず載っている、

ベルリンの至宝「ネフェルティティの胸像」があります。

 
(写真撮影禁止のため、Wikiより画像お借りしました)

閉館時間が迫っていたため、ほかはサラっと流しながら、

「ネフェルティティどこ?」と探し回った挙句、

やはり一番奥のメインコーナー(監視員多数)に

いらっしゃいました。

いやぁ、そうとうな美人だったんでしょうね。お美しかった。

この胸像をめぐっては1920年代から現在までずっと、

エジプトから返還要求が続いているそうで、

ドイツはずっとそれを拒み続けているとのこと。

今回いろいろな博物館でコレクションを見たけれど、

ドイツの考古学者が勝手に掘って持って帰ってきて、

「ドイツが返してくれない(泣)」というパターンが多くて、

ちょっぴり複雑な気分になりましたね。

ペルガモン博物館の「ゼウスの大祭壇」なんかもそうですし・・・

(ペルガモンのコレクションについてはまた次のブログでご紹介します)


新博物館のあとは、近くのDDR博物館へ。

DDRは旧東ドイツの略称。

東ドイツ関係の展示と言うと、

ソビエト統治下の貧しく厳しい暮らし、ドイツの「ダークサイド」的な

イメージのものが多いのですが、ここDDR博物館は、その旧東ドイツの

人々の日常・暮らしに「明るく」スポットを当てた博物館となっています。

なかの展示物はいろいろと触ったり動かしたり、車に実際乗ることが

出来たり、体験型になっていて、展示の仕方も面白いです。

引き出しを開けると人形が入っていたり、クローゼットのなかには

当時の最先端の洋服が掛けられていたり。

 
飾られていた人形たち。チープな感じでかわいい。

 
日用品の数々。やっぱりどことなく東欧の感じがしますね。

東ドイツでは、全裸で海水浴を楽しむのは合法だったようで、

ビーチいちめん、裸のひとで溢れている映像には衝撃でした。

みんな真っ裸でビーチバレーとか楽しんでるし・・・w


でもやっぱり、家具にしても食器にしても、とにかくチープ。

いかに当時の東ドイツの暮らしが貧しいものだったかがわかります。

ドイツ人の異常な(?)堅実っぷりはこういう時代から続いているものなのかな~、と

改めて感じました。


今回のベルリン旅行、観光バスや市バスも使わず、電車移動のみ、

それ以外はひたすら街を歩きまくったので、一日平均30000歩(約20キロ)、

かなりストイックなものとなりました。

3日目くらいから徐々に疲れが出てきます・・・笑


3日目へつづく・・・