ドイツに来て思ったこと。
お店のショーウィンドウがとても大事だってこと。
日本でもオシャレな街に出れば、目を引くショーウィンドウは
たくさんある。
いろいろ凝ってたり、カラフルだったり、マネキンが風変わりだったり。
でも、たいていの人は「わー、面白い。」「センスいいなぁ。」とは思っても
通り過ぎるまでのわずかな間ながめて終わってしまう。
でもドイツ人は違う。
気に入ったショーウィンドウがあったなら、気になる商品が
ガラスの向こうに並んでいたら、
いつまでもずっと立ち止まって覗き込む。
お店がオープンしている時間は、念入りにショーウィンドウで
品定めをしてからお店に入っていく人もよく見る。
そして、開店前や閉店後、お店がお休みの日曜日にも
ショーウィンドウにべったり張り付くように商品を眺めている人が
たくさんいる。
開いてないときにチェックしておいて、後日また来店しようと
考えるんだろうね。
値段表示もよく見えるようについているので、
それを参考に、ショップに入ることも出来るので
「入ってみたら高級店だった」という気まずい失敗も起きにくい。
そのため、日本よりもずっとショーウィンドウの重要性は高いと思う。
いわばそれがお店の顔であって、魅力がなければお客さんは入ってこない。
ヨーロッパの街のショーウィンドウがどこへ行っても
ドキドキわくわくするような素敵な演出にあふれているのも
そんなヨーロッパの人々の買い物の仕方の違いにあるのかもしれない。
いつもかわいらしい、ハイネマン(お菓子屋さん)のショーウィンドウ。