『努力』や『根性』という事に対してはひたむきだった。
ひたむきではあったけれど徹底してはいなかった。
ロシア語を喋れる。
語学をマスターするには会話が一番だという事が定説ではあるけど、
人見知りが激しく日本人はおろか白人相手には緊張し過ぎて体が震える。
でも、プライドが高く負けず嫌いな性格なのでどうしてもロシア語をマスターしたかった。
そんな中で色んな勉強法を自分で考え試してみた。
ロシア語の本を読む、日本語との対訳をする、ロシア語のビデオを観る・・・等。
色んな方法を試してみたけどいまいち上達しなかった。
最終的にとった方法は頭の中に思い浮かんだ日本語を頭の中で常に訳し発音するという方法だった。
「お腹減ったな・・・。」と思ったら「ヤー ゴロジェン...」と訳し発音する。
「暇だ・・・。」と思ったら「ニチェム ニェ ザニマッツア...」と訳し発音する。
「どうしよう・・・。」と思ったら「シュト ジェーラッチ...」と訳し発音する。
これをやり始めてから周りの日本人をごぼう抜きにするほど上達した。
電話で話をすると日本人だと思われないほどまでに上達した。
その頃はまだ『何かを達成する為に何が必要なのか』という事には気付いてはいなかったけど、
何かを達成する為にはどの程度の『努力の量』が必要なのかという事については感覚的に分かった気がした。