東京国際映画祭では 

サンセットウォリーアーズの他に

もう一本観た 

"娘の娘"



私がシルビア・チャンが好きなので

Tちゃんがこちらもチケットを

とっておいてくれたのだ


ネタバレになるけど、、、

主人公のアイシャには2人の娘がいる

長女は生まれてすぐ、アメリカへ養女に出す

次女は同性愛者で、付き合ってる彼女との

間に子供が欲しいと体外受精に成功した

受精卵がある

しかしながら、次女は彼女とともに

交通事故で死んでしまう

アイシャには受精卵だけが残される

受精卵を破棄するのか、代理母を見つけて

産んでもらうのか、アイシャは選ばなければ

ならない

アイシャは当然として

破棄することを選ぼうとする

しかし、養女に出した長女に

私の様に捨てるのか❗️と罵倒される


この過程を丁寧に描いているんでしょうけど

ちょっと間延び感が否めないけど

この映画は観たときは、感じなかったが、

あとから、ボディブローのように

ジワジワと、私には効いてきた


追い詰められたアイシャは

ブチ切れる

"60過ぎて、やっとこれから、自由な毎日が始まるのよ、やりたいことをやるの‼️長い間、

計画して、あと何年人生が残っているか、

わからない、わからないからこそ、充実させたいのよ!冷たい人間だと、思われてもいい‼️いまさら、赤ん坊を育てるなんて、

できないわ、ありえないわ‼️"

そして、ラストへ 

アイシャは充実している笑顔だった

結末は言いません


彼女は心の中の蓋が開いたのだ

パンドラの函を

そして、それはアタシにもある

心の奥深いところにその函はあって

決して蓋を開けてはならない

その中には

"アタシ、人生の半分以上、親の介護してきたのよ

学校行くだけで、精一杯

友達と夜遊びしたり、旅行も行きたかったわ

病気になって、3度も手術したのよ

術後の治療も投薬もつらいのよ

カラダが自分のものじゃないのよ

踊ってはいるけど

みんなが普通にできることができないのよ

顔には出さないけど、

なんとか、ここまで、這い上がってきたのよ

人生があとどれくらい残っているの?

たぶん、普通よりは少ない

なのに、なぜ、今更、子育て⁉️

人間を1人育てあげるなんて

できないわ、無理よ

神様、アタシ、なんか悪いことした⁉️"


アタシのダークサイドは

決して表に出さずに

思い悩みながら

彼女を育てる

一つだけ、確かなことは

決して彼女の手を離さない

そのために

再び、函の蓋を閉じる


We All Lie

Ha Jin