長く急な坂道を登る

暑くて陽炎が地面からメラメラ立ち昇る

お写経をしに薬師寺へ

もう何回目かしらね

貴女に手紙を書くのは



東京タワーが見える

素敵なリビングで

貴女はFENDIのソファに座り

ワイングラスをゆらしながら

"この景色を毎日見たくて、ここに住むことに

したのよ"と、私に言ったの

'わぁ、すごいなぁ、大人だな、かっこいいなぁ"

って、心の中で、憧れてしまったわ

事実、美しくて知性があり、それでいて

親しみやすい人柄で、素晴らしい女性だもの

憧れを抱くのは当然よね


彼女が我が家に来た時

彼女のために、せっせと春巻きを巻く

"たくさん食べるから、たくさん作ってよ"

と、これまた、ワイングラスをゆらして

私の手元をじっと見てる

"あなたは私の憧れよ"

と、彼女は口に出して言った

'なんで?どこが?春巻きくらいしか

できないよ

毎日、エプロンだもん

スーツきて、ヒールでお仕事してる

あなたのほうがカッコいいよ"


お互い自分が持ってないものに

憧れていたのよね

笑っちゃったよね


あれからずいぶんと時間が経ったね

アタシも貴女と同じ道を辿ったけど

まだ、こうして生きてるよ

そちらの世界から、

相変わらず、もがいてるアタシをみて

笑ってるんだろうね

また、来年もここで

貴女に手紙を書きにくるからね


そういえば

アナタ、あの頃

ヨン様が好きだったわね


アタシはね


川口探検隊になったり、


海坊主になったり、


なんか

おとっつぁんな下半身で

何故か強めの焚き火に当たる


どんな彼でも、アタシは好きよ❣️



大好きな

Wang Yibo💚

王 一博💚

(かずひろではない真顔)

どうだ、まいったか〜(笑〜)