久しぶりのお店へ
いわゆる看板のないお店
ある場所から銀座へお引越しして
初めて伺う
いつのまにかミシュランで
3つ星になっていた⭐️
むかし、まだ若くて
お客様にお飲み物をお出しする担当だった彼は
いまや、立派にこの店の
花板、ご主人になった
でも、相変わらず、優しい笑顔で
丁寧に丁寧に仕事をする
そして、私の苦手なもの、好きな味を
完璧に覚えていて、提供してくれる
カウンターで、顔を見て、話をして
もう何年も前のことを思い出したり、笑ったり
カタチではない、私の宝ものの1つ
私は彼のお出汁の味が好き
驚くほどに塩味を感じない
昆布も鰹もおそらく鯛も
何も主張しない
けれど、甘い香りを纏い
あくまでも上品にその存在を残す
食す私も静かに静かに味わう
口福
この時間、これから先も
私の人生を豊かにしてくれる
彼の技に感謝
ただ、とても残念ながら
7席しかないカウンターに
3人の中年女性
バシャバシャ写メをとり
甲高い声で話す、笑う
こともあろうか
もうお腹いっぱいだから
この先のお料理はいらない、と
だったら、来ないでください
そういう店じゃないから
いい大人の女がみっともないな、、
創る人の真剣さがわかるから、
いただく私も真剣に対峙しなければならない
背筋は伸び、感想は端的に
そうして
料理人との信頼関係を築いてきたのだから
そして、また、季節を超えた時期に
伺うお約束をして
楽しみに日々を過ごしていきます
帰りは
バーに寄って、必ず一杯
緊張の後のリラックスが必要

運転して帰りますから

私は私のラストリゾートを大切に愛してます
The Last Resort
The Eagles