駅に向かう途中
ハンディキャップのある方を
介護スタッフが乗用車に乗せてる
経験が浅いのか
乗せられず、
その方も車からずり落ちそう
思わずかけよった
父と同じ程度の介護度
恐怖で装具のついてる足はつっぱってる
その足に私の足をからめて
安定させる
腰をだいてあげて
座席にお尻を深く掛けさせる
両足を持ってお尻を支点にして
足をまわして、座席の前へ
ご自分で、座るポジションを整えてもらう
そして、最後に
膝を軽くたたき
"大丈夫ですよ、よくがんばりました"
と、伝える。
3年前までの父と私の毎日と同じ
他人なら、にこやかに優しく対応ができる
でも、毎日、毎回、私は優しくできなかった
"よく、できたね〜"って言ったときの
父のうれしそうな顔が
鮮やかに蘇る
ごめんね、毎回毎回、優しくできなくて
もう、優しくしてあげられない
これが、私の罪
今日はとても寒い日
正面から、北風を受ける
顔が痛いくらい
でも、大きな涙が
ポロポロ、止まらない
これが、私の罰

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Hello
Adele