8:15起き。またしても頭がフラフラ。朝の寝覚めが本当に良くないのは何が原因なのか探ってみようと思う。冷蔵庫には朝ごはんに適当なものがないのでアイスクリームを食べてまた寝る。今日から9月だってのにこの体たらく、改善したい。

 次に起きたのは13:15であった。なんだか腹が減ったのでピザハットでピザを2枚頼んだ。少し遅れたが雨の中来てくれるんだから全く問題ない。お礼を言って受け取る。私はピザはピザハットと決めている。ドミノピザより高いけど美味しいしピザーラより安いし、ここの特うまプルコギは絶品だと思う。たしかに「辛いソース」は有料になったしクーポンも渋るようになったけど、たまにだからこのくらいいいと思う。

 ピザを食べながらテレビでも見ようかなんてテレビをつけたけどなんの面白い番組もやってない。24時間テレビをやっているようだが、こんなもん見ない。障害者支援とか言ってるけど俺は支援された覚えがない。連中の言う障害者は身体障害者と知的障害者に限定されていて、俺たち精神障害者は見て見ぬふりされている。まあこれは24時間テレビに限った話ではなく障害者雇用においても同じことだけど、やはり複雑な気持ちになる。なんとなくなんだけど精神障害者って詐病だと思われているんだろうなと感じるときがある。鉄道や高速バスの障害者割引も身体と知的は割引になるのに、精神は外されている。障害者に貴賎無しだと思うのだが、これをちゃんと説明した交通会社はあるのだろうか?理由を聞いて見たいものだ。みんな違ってみんな苦しんでるんだ。

 さて、テレビロクなもんがねえなあと再認識した私がつけたのはAmazonプライムだった。アニメの『日常』を見た。『日常』は題名通り日常系で、気を抜いて見られるところがとてもいい。元来、私は「友情・努力・勝利」みたいな漫画アニメが好きではなく、のほほんと現実は過ぎていくけど、その日々は確かにかけがえのないものなんだよという、押し付けがましくない作品が好きだ。『日常』はその最たるもので、今日も少し笑って少しのんびりしながら見ていたが、時たまハッとさせられるシーンがある。


見ていない人もいると思うので少し『日常』の解説

なの:はかせによって作られたロボット。見た目はティーンエイジャーの女の子。晴れて高校に行けることになった。背中にネジがついていることがコンプレックス。自身がロボであることを隠す

はかせ:8歳の天才少女。東雲研究所というボロ屋でなのと暮らしている

ゆっこ:元気で明るい女子高生。なのと同級生


 さて、16話の最後のお話。ゆっこが東雲研究所を急に訪ねて来てなのはパニック!自分がロボであることがバレない様に必死で隠そうとするのだが、それにはお構いなく、ゆっこははかせと意気投合して盛り上がってしまう。なのははかせによって腕に仕組まれた豆が飛び出るマシンガンを打たされたりもう絶望的。そして、ゆっこが帰るときもなのは自身のロボ疑惑を晴らそうと泣き喚く。しかし、ゆっこは

「うん、分かってるってなのちゃんがロボじゃないってこと」

「なのちゃんはなのちゃんだし、それでいいんじゃない?」

「今日はそれを言いに来たのだった、忘れてたよ」

 そういいつつも門柱になののネジを置いて去ってゆく。この「なのちゃんはなのちゃんだし、それでいいんじゃない?」と言ってのけるゆっこの懐の深さに改めて感服させられる。障害者理解の話にも通じるけど、『日常』でもゆっこ=マジョリティ、なの=マイノリティっていう構図になっている。確かにあなたには障害(この場合はロボ)があるけれど、それも含めて1人の人間として受け入れる。という考えがもっと広まるといいなと思っています。私の場合だと、たしかに気分の浮き沈みはあるけどそれを含めて〇〇くん(私の名前)だよね。とかね。もちろん世間様に「こうしろ!」と大きな声で言うことはできないし、私に都合が良すぎる話だとは思っているけれど、今日はちょっとゆっこの度量に感激したので申し上げました。『日常』はこのほかにも魅力的なお話がいっぱいあって、17話のトランプタワーを作るお話。これはセリフ一切無しでみおちゃん(ゆっこの同級生)とゆっこがトランプタワーの一番上の2枚をビクビクしながら置くだけの話なのだが、これの背景で流れているクラシック音楽のBGMがアニメの展開と盛り上がるところが合致している。すごいなよくこんな曲見つけたなって思ってたんですけど、これ調べたらアニメを作るうえで一から作曲したそうですね。そんな手間がかかっているアニメ『日常』おすすめです。