鳳仙花の花をご存知でしょうか?
最近あまり見ない気がします🙄

花言葉は
「私に触れないで」とか「短気」
なのだそうです

種の袋に触れると
弾けるからでしょうか?
(まるで夫に対する私のようです…🤭)



沖縄の民謡に
「てぃんさぐぬ花」
という歌がありますが
鳳仙花のことだそうです


沖縄…と言っても
本島ではなく石垣島とか西表島とかが
好きですが…

あの美しい自然や
なぜか時間の流れを緩やかに感じ
不思議な郷愁の念にかられる…
何度でも行きたくなります
(何なら移住したい…😌)

本土から来る人はなぜか
みんなそう言うと
島の人たちは笑っていました…
(特に私たちのような年代の人は
言うらしいです…🤭)



いつの頃から聴くようになったのか…
夏だからというわけではなく
何となく聴きたくなって聴き始めると
車の中で延々と沖縄の歌が
流れています

「てぃんさぐぬ花」という歌は
沖縄の方言で歌われているので
意味はよくわからないままでしたが
優しいメロディが
個人的にはなぜか癒やされるのです



歌詞の意味を
調べてみることにしました



てぃんさぐぬ(鳳仙花)花は
爪に染めて
親の言う言葉は心に深く染めなさい

天の多くの星は
数えようと思えば数えることができるが
親の言う言葉は何事にも代えられず
限りがない

夜に航行する船は
子(ね)の方角にある北極星を
目標として
私を産んでくれた親は
私の健やかな成長を見ながら生きている

たとえ宝玉であろうが
磨かなければ錆びてしまう
まして人間は朝夕心を磨いて
この世を生きていこう
(人生を全うしよう)

誠実に生きる人はいついつまでも
願い事もすべて叶い
永遠に栄えるのです

やろうと思えば何事も
成就するはずなに
やろうとしないから成就しないのだ

一人で出来ないことは助け合いなさい
互いに補い合って
歳を重ねていくのだ

有っても喜ぶな失っても嘆くな
それが良いか悪いかは
後になってわかるものだ

栄えても謙虚でいろ
実るほど頭を垂れる稲穂が
あぜ道を枕とするように

お年寄りの言葉には
いつでも世間を見習い耳を傾けよ
老人の繰り言だと侮るな



以上が歌詞の意味だそうです

多少、解釈の違うものも
あるようですが
だいたいがこのような解釈です


古き人々から
新しき人々へ
人としての生き方を
諭してきた歌なのでしょうか…



しかし、
何も沖縄のオジーやオバーだけが
こんなふうに子供たちに
言って聞かせていたわけではない
のではないでしょうか…


私たちが子供の頃には
同居する祖父母や両親から
何かあるごとに
この歌にあるようなことを
言い聞かされていました



人はいつでも
自分に驕ってはいけないよ…とか
困っている人がいたら
手を差し伸べてあげなさい…とか

人は
良い行いも悪い行いも
いつかみんな自分のところに
帰ってくるんだよ…とか
分相応な暮らしをしなさい
人と自分を比べてはいけないよ…とか

やってもみないうちから出来ないと
決めつけてはいけないよ…とか
今はうるさいと思っていても良いから
私たち(親)の言葉を心に止めて
おきなさい…
いつかきっと何かの役に立つことが
あるはずだから…とか


まぁ、
子供には謎かけのようなことばかりです
(何言ってるんだかよくわからない…🙄)


よほど
耳にタコが出来るほど
聞かされていたのか…

自分に子供が出来て
成長する子供に向かって
同じような話に更に
祖父母や両親とは違う時代の中で
新しく自分が経験したことを
付け加えたりして

🙄?と私を見上げる子供に

「今はよくわからないかも
しれないけれど…
いつかきっとその意味がわかる時が
来るからね?」

と言っていた自分を思い出し
思わず苦笑いしてしまうのです



昨今の世の中を見ていると
人の心は失われてしまったのかと
思ってしまうことが
しばしばあります…


願わくば、
我が子…そしてまたその子らに
「人として善く生きる」
ということを忘れないでいて欲しいと
いつもこの歌を聴きながら
思っているのです…😌