日本三大神社のひとつ
”伊勢神宮”
正式名称:神宮
明治以降に改められた天皇、皇室の祖先神や大和平定に功績のある神を
祭神とする神社の一部に使われている社号
神宮とは、すべての神社の中心であり唯一無二の存在で
特定の地域ではなく日本全体を護ってくれる神社であると考えられています。
神宮には、
”皇大神宮(こうたいじんぐう)”とよばれる内宮と
”豊受大神宮(とようけだいじんぐう)”とよばれる外宮があります。
内宮のご祭神は「天照大御神」
外宮は「豊受大御神(とようけのおおみかみ)」と言い
食物や穀物を祀る神であり、天照大御神の食事を奉る為に、
丹波の国から迎えられたといいます。
なので、あくまで内宮が神宮の中心になります。
神宮の社殿は「唯一神明造(ゆいつしんめいづくり)」といい
弥生時代の高床式倉庫から発展したといわれています。
一般的な神棚も神明造のものが多いようです。
”神嘗祭”(かんなめさい)等で神々が食される神饌(しんせん)は
神宮の神田(しんでん)でつくられた米をはじめ、
酒、野菜、海で捕れた鰒(あわび)や魚などと山鳥と水鳥
がお供えされる。
遷宮の祭典(新しいお宮を造替すること)の際には
生きたニワトリもお供えされるとのこと。
なので、神様のお供え物で神聖な生き物であるニワトリを神宮内で見かけることも。
皇大御神のご神体は、
三種の神器のひとつである”八咫鏡”(やたのかがみ)
他:八尺瓊勾玉、草薙剣
参拝方法
外宮から内宮の順番でお参り、が習わしのようです。
ご正殿に向かう際に
外宮は左側通行
内宮は右側通行
と異なるので覚えておきたいですね。
お参りは、神社でスタンダードな”二拝二拍手一拝”です。
日本を護ってくださる神宮では個人的な吉凶を占うことははばかれるため
おみくじなどはないようです。