悪魔とは

サタンデヴィルデーモンなど様々な呼び方があります。

映画などでもよく題材にもなりますが、

悪魔とは元々なんでしょうか?なぜ生まれたのか。

 

天下を支配する 地獄の番人である悪魔

神が善を説く為に、悪魔という存在が必要不可欠であり

その恐怖から人々を救う力が神の存在を支えていました。

表裏一体の、関係共有をしているのです。

 

キリスト教においては、

天使がなんらかの罪によって天から落とされ悪魔になったとされています。

なぜ堕天したのか、様々な説がありますが

「結婚」説をご紹介します。

 

    

『エチオピア語エノク書』にはこうある。地上の人間の数が徐々に増え始めると、その中に美しい娘たちが生まれた。それを見て心を動かされた200人の天使がシェミハザ、アザゼルなど20人の指導者に率いられて地上に降り、それぞれ妻をめとった。

そして子供が生まれたが、それは身長3000キュビトもある巨人たちで、食料を食い漁り、人間を困らせた。

恋に落ちた天使が地上に舞い降りた。一見ロマンチックな話かと思いますが

彼らが欲望の赴くままに行動した結果、人間界が大変なことになります。

生まれてきた巨人に食料を荒らされ、

天使から学んだことを利用した人間が悪徳を働きはじめました。

それに怒った神が、地上を滅ぼすため洪水を起こすことに

それが有名な「ノアの箱舟伝説」に繋がります。

 

宗教や国によっても様々なとらえ方をされる悪魔ですが、

神の対となる存在。元々は天使だった悪魔。

聖書には、こんな世界創造の面白い話もいっぱいあるんだなと思いました。