楽園の下巻をブックオフで見つけて、上巻は無かったがとりあえず下巻のみ購入。その後よそのブックオフをあちこちまわったが楽園上巻は見当らず、いま我が家には楽園下巻が異彩を放ち、もう下巻から読んでしまおうかと、ゆうべ眠れずに欲望と闘った。
ともあれ下巻スタートをなんとか我慢しつつ予習というか復習というかひとまず模倣犯を読み返してみて、今年いちねん高村薫ばかりを読んだせいか模倣犯は過剰にドラマチックで細部がすかすかでまるで少女マンガに感じられたが、ぼくは少女マンガも嫌いでは無いのですぐに勘を取り戻し、すると違和感は軽やかさに変り、軽やかに読み進める自分に違和感を抱き。それにしても軽快だなあ。どうしよう。
日々更新されてゆく主観。脳では無く人は考える腸だという発想はモダンどころかよっぽど起源的。人の体を「脳とそれ以外」で分けるような考えで人はオナニーしない。
はじめからその方面(悪)の伸び代を感じさせていたという意味では、拘置所の独房で死んだハイアンに向けられる格闘技ファンの切なさは、ゴマキの弟のファンの心中に比べれば随分緩やかで穏やかなものだ。という考えは違っていた。歌い踊る子供に「悪」を感じていた主観もあるはずだから。そんなファンもいたかもしれない。
目をひん剥いて、対戦相手を殴り殺さんばかりのハイアン・グレイシーのそれをあくまでもパフォーマンスだと信じて疑わないファンがいたとしたら、コカインを決め、自動車を盗み、逮捕された独房でひとり死ぬなどという結末は絶句に値するだろうが、本人は至ってシリアスなのが物語の常で、ハイアンの死はからからと軽やかだ。
下巻から読んでしまってはこうはならない。
ともあれ下巻スタートをなんとか我慢しつつ予習というか復習というかひとまず模倣犯を読み返してみて、今年いちねん高村薫ばかりを読んだせいか模倣犯は過剰にドラマチックで細部がすかすかでまるで少女マンガに感じられたが、ぼくは少女マンガも嫌いでは無いのですぐに勘を取り戻し、すると違和感は軽やかさに変り、軽やかに読み進める自分に違和感を抱き。それにしても軽快だなあ。どうしよう。
日々更新されてゆく主観。脳では無く人は考える腸だという発想はモダンどころかよっぽど起源的。人の体を「脳とそれ以外」で分けるような考えで人はオナニーしない。
はじめからその方面(悪)の伸び代を感じさせていたという意味では、拘置所の独房で死んだハイアンに向けられる格闘技ファンの切なさは、ゴマキの弟のファンの心中に比べれば随分緩やかで穏やかなものだ。という考えは違っていた。歌い踊る子供に「悪」を感じていた主観もあるはずだから。そんなファンもいたかもしれない。
目をひん剥いて、対戦相手を殴り殺さんばかりのハイアン・グレイシーのそれをあくまでもパフォーマンスだと信じて疑わないファンがいたとしたら、コカインを決め、自動車を盗み、逮捕された独房でひとり死ぬなどという結末は絶句に値するだろうが、本人は至ってシリアスなのが物語の常で、ハイアンの死はからからと軽やかだ。
下巻から読んでしまってはこうはならない。
