母のところに行きました。
8時半に自宅を出発して間もなく、雨脚が激しくなりました。
これは9時半過ぎに撮影した画像です。
こんな視界状況にもかかわらず、相変わらず半数以上のクルマが無灯火。
ライト点けえ言うんじゃ!!
病室に入ると、母は入れ歯を外していました。
「どうしたん、入れ歯してないん?」
「うん・・・」
「今日はもうちょっとしたら食事が来るで、せんでもええん?」
「うん・・・」
どちらにしてもほとんど食事を摂ることのできない、いやあえて言えば、摂る気のない母です。
入れ歯があろうとなかろうと、大きな支障はないのも確かです。
もっとも、母が実際にそこまで考えて返答したのかどうかは、わかりませんが。
それにしても、入れ歯を外すと一気に容貌が年老いて見えます。
一点をぼんやりと、見るともなく見続けている眼。
はだけたパジャマの上着。
時折両手をスローモーションのようにゆっくりと動かし、額の辺りでかざすようにしている。
・・・もはや画に描いたような、寝たきり状態の高齢者です。
本来の母の姿など、見る影もありません。
衰えの一途。典型的な廃用症候群です。
今、母の心の中を去来するものは何なのか・・・。
・・・対人援助を生業としていながら、いやそれ以前に息子でありながら情けない限りですが、
私には全く読み取れません。
12時、食事が運ばれてきました。
量が大幅に減らされています。
大きなバット(お盆)の半分ほどの面積で納まってしまうほど。
まるで保育園の給食です。
食事をぼんやりと見つめてばかりで一向に動こうとしない母の横で、私は食べ始めます。
いつものディスカウントストアで調達した、まずはこちらの焼きそば。
「昔ながらの焼きそば」なる名称で売られていました。なるほど。
上に載った目玉焼きが嬉しいですね。これで170円です。
「ちょっと食べてみる?」と母に声をかけてみましたが、頭を振るのみ。
焼きそばだけではもちろん足りるわけがありませんので、こちらのおにぎり3個と、
こちらの「チョコクーヘン」なるパンも。
表面は一見メロンパン風ですが、中の生地にはチョコクリームが巻き込んであります。
中身はこんな感じ。
チョコクリームは甘過ぎず、しっとりした感じで気に入りました。
焼きそばは170円、おにぎりは1個63円、パンは84円。
これだけ買っても、合計で税込み478円です。
全部平らげると、さすがに腹がそこそこ膨れました

一方母は・・・
40分経っても、たったこれだけ。
お粥は本当にほんの一口。後はヨーグルトとゼリーをほんの少しだけです。
「ちょっとでも食べようで」と何度か声かけして、ようやっとこれだけです。
もちろん今日も、注入が行われました。
13時過ぎに親父が到着。交代です。
病院を出る頃には雨は一旦上がっていましたが、しばらく走っているうちに再びポツポツ。
今の母の状態も、この空模様のようです。
スッキリした青空を見られる時が、いつか訪れてくれるものと信じたいですが・・・。








