NESTA JAPAN シニアアドバイザー 村上
【競泳日本代表 ロンドンオリンピック選考会】
凄く、力が入り、白熱したドラマを観ることができて、感動ですね。
国内選考会が、これほど熱く感じられたのは久しぶりですね。
ベテランと高校生スイマーの頑張りには感動しました。
ロンドンオリンピックでは、是非とも体調をととのへ、充実した気持ちで臨んでいただきたいですね。
当然、プレッシャーもかかると思いますが、選ばれた者しか味わうことのできな貴重な体験です。
結果以上に選手やコーチの成長につながることと思います。
頑張ってください。
さて・・・
テレビを見ていて、日本代表に選ばれたことばかりになっているので、
私が、これまで水泳にかかわった範囲で、いろんな人に知っていてほしい事を書きます。
『選考基準』について、本当に簡単明瞭でわかりやすい良いものなのですが、
価値のポイントがずれているように思うので順番を整理したいと思います。
テレビでは、派遣標準記録を切った上位2名と説明しています。
でも、大会の趣旨と選手・コーチの視点からすると
日本代表になるためには…
① 日本選手権に出場するための≪標準記録≫を突破すること。
⇒国内最高位の大会なのでこれが、なかなかレベルが高く、出場できるだけでも大変なことです。
② 初めのレースで、上位16人に残る。
⇒日本国内のその種目のベスト16に残らなければなりません。油断すると予選落ちもあります。
③ 準決勝で、8人に残る。
⇒16人に残ることでヘトヘトでは、8人≪ファイナリスト≫にはなれません。
④ 決勝レースで1位・2位 になる。
⇒ここで、日本1位・2位・3位を決めることです。
⇒2位までがオリンピック代表の候補になるのです。
⑤ 日本1位と2位の人が、派遣標準記録を上回る。
⇒ここで、標準記録を突破したかどうかで最終決定される。
これが、本来の流れで、選手たちは、ここまでの戦いをしてきているのです。
私が言いたいのは、
派遣標準を切る以前に≪日本一位と二位≫にならないといけないということです。
惜しくも派遣標準を切っていなくても1位の人は、日本チャンピオンであるということです。
新聞やテレビを見ても、日本チャンピオンになったことをたたえる表現がなく、例えば、表彰も放映しない。
オリンピック選考会ではない年は、表彰セレモニーも放送したりするのに…
もっと、派遣記録を突破できなかった日本チャンピオンたちにも称賛を贈りましょう。
これまでも、このような人たちのチャレンジがあって、現在のレベルになっているのだから…
例えば、
現在の平泳ぎのレベルも
田口選手の泳法問題との戦いを乗り越えての優勝
世界ランキング1位だった高橋選手の泳法問題(水没)との戦い
そして、水没についてのルール改訂
これを機に高橋選手の現役復活とソウルオリンピックでの10年ぶりの自らの日本記録更新。
林選手の驚異的なピッチに続き、北島選手の登場!
これまでの歴史や先人たちのチャレンジによって切り開かれた歴史を忘れないで
本当の意味の日本水泳界の歴史と伝統を繋げていくように頑張ってきてほしいです。
今回の日本選手権 兼 オリンピック選考会にチャレンジできた選手やコーチの皆様に敬意を称します。
そして、代表選手をはじめサポートするすべての人たちに無事、ベストの状態で臨めることを祈念して
しっかりと応援したいと思います。
頑張れ!ニッポン!
