今朝の新聞に柔道の授業での事故についての記事が書かれていた。


私も中学校・高等学校保健体育教員免許を持っており、実際に授業をしていた者として、

また、現在は、トレーナーをはじめ指導者となる人を育成している者として、

非常に驚いた内容であった。


『2010年度までの28年間で114名の中高生が柔道の部活や体育授業で死亡していた。この実態を文科省は把握してこなかった。』というものである。

柔道だけで、毎年4名ほどの死亡事故があり、他の競技も含めたらどうなってしまうのか?


武道やダンスやろうとすることは、良い事ではあるが、その為の整備をしないで物事を決めている。
本来の武道の持つ伝統的魅力・ダンスの持つ魅力を伝えることができるのだろうか?
子どもたちは、専門の指導者が教えなくても許され、大人や学校外スクールは許してくれないだろう。

なぜ、学校だけは許されるのだろうか?

フィットネスクラブで、無資格の指導者がパーソナルトレーニングを行うことを認めますか?

医者で、無資格の人を認めますか?

有段者=指導者ではない。
オリンピック選手=コーチではない。

一流大学合格者=教員ではない。
法学部卒業=弁護士ではない。

昔の女性は、たくさんのお子さんを出産されている。
現在は、産婦人科が減っている状況。
だからと言って、医師のスキルを持ってない人のところに、お願いしに行きますか?

ちょっと置き換えればわかること。
みんな、現役を通して、指導者を目指し、プロの指導者としての勉強と経験を積んで行っている。
そのベースをもとに、専門性を身につけている。


ダンスでも同じようなことは起こるだろう。

ダンスは、有酸素性運動である。その特性をきちんと理解して指導をするのだろうか?

ただ、DVDを借りて踊りを覚えて、教えることが教育の目的なのだろうか?
うまく踊れない子どもは、ダンスがいやになり、将来、踊ることすらなくならないか?


『アマチュア』は、選手を対象にしているもので、指導者まで『アマチュア』でいいのでしょうか?

指導者は、『プロフェッショナル』であるべきです。


われわれ指導者は、柔道事故の114人を『対岸の火事』としないで、責任あるプロフェッショナルになりましょう。

安全とは、けがの防止、障害の防止というレベルではなく、命を預かるレベルで考えましょう。

4月からの学校での取り組みが、良い方向に進むことを期待します。


そして、指導者を目指す人は、必ずスキルを学び、証明【資格】を取得しましょう。

双方の安全のために…