様々な理由で、相手の話すことを心に入れてはいけないことがある。
入れると、心が病むような場合。
立場状況ところ構わず自分のことだけ言い募るとか、
汚い言葉、罵声を大声で浴びせ続けるとか、
相手の話を全く聞かないとか、
口を開けば悪口しか出てこないとか。
歩み寄りの努力をしても、
分かり合おうとしても、
そもそもの前提が違うとき。
そんなとき、相手の感情を受け取るのではなく、
相手の言葉や感情に、かぎかっこ『』を付けるといい。
そして、
『なんでそんなことも分からんのだ!お前は馬鹿か!!』
と、彼は言った。
『どれだけお前のせいで迷惑こうむってると思ってんだ!』
と、彼は怒っている。
『辞めたいなら辞めちまえ!』
と、彼は思っている。
こんな風に、
かぎかっこをつけて、ト書きをつけると、客観的に事実だけが浮かび上がる。
自分の置かれた状況を少し遠くから見て、ただの事実を抜き出し、自分の心の中を誰かの感情で満たさないようにする。
心が折れそうな局面にいて、でも折れずにがんばらなければならないときには、こんな方法もおすすめ。